長崎『原爆の日』
社会
今月6日の広島に続き、本日は長崎が原爆投下から68年となる『原爆の日』を迎えました。
爆心地に近い長崎市の平和公園で開催された平和祈念式典には、原爆の犠牲者の遺族や被爆者など約6300人が参列されたようです。
原爆が投下された午前11時2分には平和の鐘が打ち鳴らされ、参加者全員が黙祷し、原爆で亡くなられた人達を追悼されました。
今年4月にスイスのジュネーブで開催された核拡散防止条約(NPT)の会議で提案された、「核兵器は非人道的なものだとしていかなる状況でも使用すべきではない」とする共同声明に日本政府が署名しなかったことについて田上長崎市長は、平和祈念式典にて「世界の期待を裏切り、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を示した」「二度と世界の誰にも被爆の経験をさせないという被爆国の原点に返ることを求めます」と、国の姿勢を強く批判する平和宣言を述べられたようです。
金曜日である本日は、首相官邸前・国会正門前をはじめ、全国各地で毎週金曜日に実施されている反原発抗議行動も行われております。
日本は今や世界で唯一の原爆と原発による被曝国です。
ヒロシマ、ナガサキ、そして、フクシマの惨事は現在も続いています。
忌まわしい戦争にてお亡くなりになられた皆様へ、謹んで哀悼の意を表します。
そして、世界中から地球に不必要な核兵器や原発を無くす決断を人類が直ちにすることを切に願います。