67回目『終戦の日』
写真は『本日の世田谷区上空』
日本の侵略戦争の終戦から67年を迎えた本日、およそ310万人の戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が、東京の日本武道館で行われました。
式典には、全国の遺族の代表など5850人が参列されたようですが、遺族の高齢化が進み、参列した遺族の69%が70歳以上になられているとのこと。
1952年に『日米安保条約』が発効されてから今年で60年になりますが、アメリカが強行したイラク戦争に直ちに協力するなど日米安保条約の枠組みすら超え、戦争をするアメリカへ迎合する動きが強まっております。
軍事的な側面だけではなく、TPP問題など食品や医療の安全性や中立性の観点などからも、今日までの日本政府による異常な対米従属の体制の行き詰まりに多くの国民は気づき出したのではないでしょうか?
沖縄のアメリカ軍基地問題、極めて危険な垂直離発着機オスプレイの配備並びに日本全国での低空飛行訓練を強行しようとする日米両政府に対して、沖縄県民はもとより、日本国中の住民や自治体から怒りの声があがっているのが今日の現状です。
天皇制の問題、アジア諸国との歴史認識の違いに関する各種の問題、アメリカ軍の基地問題、政府・官僚・財界主導を背景に未だに大本営のようなメディア放送による情報統制をする問題など、日米安保条約を廃棄することから、日本とアジア諸国をはじめ世界各国との真の安全保障を構築する正しい道も開かれるのだと思います。
国内では、原発0%の日本への声が各地で大きくなり、非核、原発廃炉の願いが国民の大勢を占める動きになってきました。
地球の自然を横暴に搾取し、大量生産、大量消費をするアメリカ型の生き方は終焉を迎え、地球に優しく自然を愛し慈しむ新たな生き方をスタートさせるときなのです。
尊い命が失われた侵略戦争の終戦67年記念日を迎えた本日、犠牲となられた皆様へ、改めて心より哀悼の意を表します。
そして、平和憲法を遵守し、アメリカ迎合ではない世界の平和に貢献する日本になるよう祈念致します。