国会中継

社会

 

 

先月28日に「梅雨明け宣言」を発表されている九州地方で大雨が続いており、九州各地で観測史上最高の雨量を記録しているようです。

今夜から明日にかけて、九州地方をはじめ、中国地方や東海地方にかけても大雨の恐れがあるとして、気象庁は警戒を呼びかけています。

皆様、危険な場所には出来るだけ行かないようにご注意下さいね。

本日、国会中継を拝見しましたが、九州電力が『やらせメール』を指示していた事実が追及されておりました。

このブログで、先日、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の件に関してお書きしました。

猛暑と異常な社会』(6月29日)

九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2号機・3号機の運転再開に向け、経済産業省が主催した佐賀県民への説明番組「しっかり聞きたい、玄海原発」(6月26日)で、九電が関係会社の社員らに運転再開を支持する文言の電子メールを番組に投稿するよう組織していたことが、関係者の証言や内部文書などでわかったと言うことです。

この番組は、経済産業省原子力安全・保安院や資源エネルギー庁の職員4人と大学教授が、国側が選んだ県民代表7人に安全性の説明や疑問に回答するというもので、その他の県民は一切参加することが出来ずに、地元ケーブルテレビやインターネットで視聴することしか出来ないことや、番組制作を代理店に丸投げしていたことなどが問題視されておりました。

関係者の証言などによると、番組前の23日・24日に九州電力の関係会社の社内ミーティングや社内文書で、「九州電力から、このようなお願いが来ている」として、「(原発の)運転再開に賛成する電子メールを放送時間中に番組に送れ」と指示が出されたとのこと。

その際、関係会社の管理職はファックスでの投稿は県外からの投稿だと番号からわかってしまうので、佐賀県民を装い「自宅からインターネットに接続して、番組の流れにあわせて運転再開を容認するメールを送るように」また文言については「一国民の立場で意見や質問を書くように」と、投稿方法の説明や指示をしていたようです。

番組内では11通の電子メールやファックスが読み上げられたようですが、「原発事業を推進することを望む投稿が紹介されたりしたそうです。」

国が主催する番組で、世論を誘導するように操作することは許されない大問題です。

この番組の放送終了後、先月の29日に海江田経済産業相が佐賀県の玄海町を訪れて、玄海町の岸本町長らと会談し原発運転再開を認めるように要請をしたことは先日のブログでもお伝えしました。

菅総理大臣、海江田経済産業大臣は、本日の国会にて「全く知らなかった」「もしそれが事実なら、非常にけしからん」「事実なら断固たる処置をとらなければならない」と述べておりましたが、経済産業省主催の番組での出来事を「全く知らなかった」では済まされない由々しき事柄です。

また海江田万里経済産業相は、運転停止中の原発について、6月に再稼働可能との見解を示した際、菅首相に事前報告していなかったと答弁し、再稼働に向けた認識が共有されていなかったことも明らかになりました。

菅首相は「しっかりしたストレステスト(耐性試験)を含め、国民が納得できる検討の場が必要ではないか」と述べ、原発のストレステストを実施するようです。

国も電力会社も本当に酷いですね。

国が全面的にサポートをする各電力会社から多額のスポンサー料を毎年得ているメディア各社の中で、このような重大な問題を放送や記事にする正しい放送局や出版社はあるのでしょうか?

周辺の住民らが、全ての原子炉を直ちに廃炉にするよう求めた中部電力・浜岡原子力発電所を巡る裁判も行われております。

日本原子力発電東海第ニ原子力発電所(茨城県東海村)で、本日、放射性廃棄物を処理する建屋3階で火災も発生しております。

注視したいと思います。

皆様、如何思われますか?

 

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

神さまたちとのお話しから導き出した幸せになる方法を皆さんにお伝えいたします。今日を、昨日よりも清い方向へ向かわせること。真実を伝える「清い言葉」が、皆さまのお役に立ちますように。
ABOUT

最新記事