秋は冷えと捻れに要注意!

身体のケア

 

朝夕めっきり涼しくなってきましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

気温が高いために、特に呼吸器を駆使しやすい夏の季節から、徐々に気温が低下して涼しさが増してくると身体は冷えの影響を受けやすくなります。

夏の時期の人体は、発汗にて体内毒素を排出しようと働く傾向にありますが、秋には泌尿器系の活動が活発になる傾向があります。

ただでさえ気の悪い都会で生活していれば、正常な人ほど身体の各部位は硬結しやすいものです。

そんな中、寒さが増すと人体は身を守るために自然に収縮させるのですが、睡眠時などに身体の一部を冷やしてしまうことなどにより、捻れを誘発しやすくなります。

手や足を布団から出して寝ている人はいませんか?

人体の捻じり運動の中心は腰椎3番です。

腰椎3番は、5つある腰の骨の3番目、つまりお臍(へそ)の真後ろに位置します。

腰椎3番に負荷がかかると腎臓に影響しやすくなります。

この時期は泌尿器系を駆使して体内毒素を排出する傾向にありますので、腎臓への負担は要注意なのです。

腎臓に負荷がかかると、腰が反らなくなり、上体でバランスを取ろうとするあまり、胸椎5番や6番などにも負荷がかかりやすくなります。

捻れによる胸椎への影響により胃酸過多も起こりやすくなります。

また、鈍い現代人は、身体の中心を右側でとる人が圧倒的に多いので、腎臓だけではなく胃袋にも不要な負荷をかけてしまいます。

食欲の秋ともいいますが、現代人は基本的に食べ過ぎ、飲み過ぎな人が多いので、胃袋に過剰な負担をかけるあまり、季節に関係なく胸椎5番から10番あたりの右側2側がさらに盛り上がっています。

食べ過ぎ、飲み過ぎからガンなどの病を誘発する典型的な例です。

人体の変化は、精神にも多大な影響を及ぼします。

武道をする人の構えでも明らかなように、身体を捻じる運動は外敵から身を守るためにもなりますが、同時に攻撃的にもなります。

優秀な武道家は、昔から静かな時間を持ち、精神の鍛錬を重視されますが、呼吸法などにより捻れを解消させることなど人体の各部位に負荷をかけ過ぎた状態を整える意味もあるという訳です。

静かな時間を持ち、心身を整えることをしない現代人の多くは、心が安定せずに、さらに過剰に食し、過剰に動きたがり、攻撃的になりやすい傾向に陥ってしまうのです。

静かな時間を持ち、呼吸法やストレッチにより、身体の捻れなどを調整することは、実はとても大切なのです。

足裏の冷えも腎臓に負担をかけやすくします。

これからは冬に向かい乾燥してきますので、適度な水分補給をしながら足湯をすることなど、下半身を冷やさないように注意することです。

この時期は、冷えと捻れ、食べ過ぎに注意しましょう!

捻れ解消の体操や腎臓の負担を軽減する身体技法などは、また別の機会にお伝えしようと思いますビックリマーク

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