東日本大震災から3年半

社会

 

日本の各地で局地的な大雨や河川の氾濫、土砂災害が起こるなど、異常気象現象が多発しておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?東日本大震災の発生から11日で3年半を迎えました。

警察庁によると震災の死者は1万5889人、行方不明者は2609人(8月8日現在)、避難者は約24万6000人(8月14日現在)、このうち福島、宮城、岩手の3県で仮設住宅などに暮らす避難者は約19万人に上っているとのことです。

多くの人命が奪われました。

そして、この国の原子力発電所でレベル7の事故が起こりました。

日本では現在も「原子力緊急事態宣言」が発令中だということを、いったいどれだけの人たちが知っているのでしょうか?

原発事故以前は、年間1mSvを超える被曝は危険であり、浴びてはならない基準値に指定されていました。

しかしながら、原発事故以後は年間20mSvまでなら安全だと国が基本的な基準値を緩和させました。

年間20mSvという数値は、給料を貰い被曝の危険を覚悟のうえで働いている原子力従事者が年間に浴びてよいとされる放射能被曝の最高値です。

放射線量の高い場所は「放射線管理区域」とされ、その中では原子力従事者であっても水を飲むことも食べ物を食すことも、服を着替えることさえも許されないのです。

ところが今の日本はどうでしょうか?

現在も福島をはじめ、東日本の各地では1m2あたり4万ベクレルを超える地域が広範囲で存在します。

それらの地域は本来ならば「放射線管理区域」に指定されなければなりません。

山や大地、家や車、家畜や田畑などすべてです。

政府が以前の基準値から数値を変えるまでは、一般人はそれらの地域には進入すらしてはならないレベルでした。

その地域で物を食べたり寝起きすることや、その地域から物を外部へ運び出すことすら被曝線量を計測して安全が確認されない限り、持ち出すことすらできなかったレベルです。

そのような場所で現在も多数の人たちが今も生活しています。

原子力発電を推進してきた人たちが事故後に基準値を変えたことによって、何事もないかのように、、、。

それだけではありません。

国は食べ物の安全基準値も変えました。

原子力発電所の事故以前は、この国の食べ物の殆どは0.1ベクレルという汚染数値でした。

しかしながら、今は100ベクレルまでのものなら安全だと基準値を1000倍にまで緩和して、全国の流通網により人為的に高濃度の汚染食材を広範囲に拡散しています。

成人の約5倍は放射能の影響を受けやすいとされている子供たちも放射線管理区域内の基準値にあたる場所に放置され、さらには以前の999倍までの食材なら検査をしたから安全だと広報して、実際に学校給食などでも使用し、子供たちに食べさせているのです。

都内の中学校では、先日こんな本が子供たちに配布されました。

中学生の息子が学校から渡されてきた『がん検診のススメ』

隣の人がガンになる確立50%、がん患者の3人に1人はバリバリの現役世代などと記載されています。

この本には原子力発電所の事故についてなど一文字たりとも記述がありません。

この国は原子力発電所の事故が起こる前から同じものを子供たちに渡していたのですか?

私が子供の頃にはこのようなものは受け取っていません。

自民党政権は、核兵器を持つために核兵器を製造するのと同じ技術を用いる原子力発電について、「平和利用」だと国民を騙して原子力事業を続けてきました。

あれだけの事故を起こしてもまだ嘘をつき、国民を騙すどころか世界に恥を晒しているのです。

3年半が経ちました。

皆さん、そろそろ目を覚ましましょう!

しっかりと真実を学習して、現実から目を背けることなく、未来を担う子供たちのために正しい行動をする大人になって下さい。

東日本大震災によりお亡くなりになられた方々へ、改めて哀悼の意を表します。

そして、一刻も早く原発事故が収束して、犯罪者が正しく罰せられ、人々が地球に優しい生き方をする社会を構築するようになることを願います。

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