神社近隣でのお商売

寒さ厳しい日が続きますね。
平安時代の陰陽師として有名な安倍晴明を祭る晴明神社(京都市上京区)と隣の土産物店が、店が販売する晴明関連のグッズをめぐって対立しているようです。
神社は「神を冒涜する」とグッズを境内に持ち込まないよう求める立て看板を設置しているようですが、店側は営業権を侵害されたとして、妨害排除を求める仮処分を京都地裁に申し立てたとのこと。
宮司さんが神様をお守りしようとする行為はとても良いことだと思います。
全国各地の神社やお寺の近くでは、参拝者目当てのお商売が盛んに行われておりますが、神様や仏様が中心になるのではなく、人が中心になった行為がほとんどです。
神社やお寺にお務めをされている宮司や住職がしっかりと清い神様や仏様を守ることは勿論のこと、参拝者も清くもないグッズを買いあさったりするのではなく、正しい心持ちで神社やお寺にお詣りして頂ければと思います。
この晴明神社は安倍晴明の屋敷跡であり、天文陰陽博士として安倍晴明が活躍していた拠点であった場所であり、晴明が亡くなった後、一条天皇が晴明の遺業は非常に尊いものであったこと、そして晴明は稲荷大神の生まれ変わりであるということで寛弘4年(西暦1007年)、その御霊を鎮めるために晴明神社を創建されたそうです。
安倍晴明は人であり『神様』ではありません。
どなたが言われたのか知りませんが、パワースポットと称して晴明神社が有名になったようですが、決してパワースポットではありませんので、誤った情報に振り回されたないようにご注意下さい。
本件の誤ちは,神社脇でグッズ販売のお商売をされる行為は良い行為ではないということ。
安倍晴明は神様ではないので、『神への冒涜』ではなく、言うのであれば亡くなられた『人への冒涜』であるということ。
宮司、商売人、グッズを買う参拝者達が正しい身体の感覚と知識を持ち備えていないということです。
皆様、如何思われますか?