チェルノブイリ
写真は昨日の『東京上空』
昨日は、千葉県や茨城県で突風が吹き荒れ恐ろしい思いをされた方々もおられると思います。
ヨーロッパでも春らしくない暑い日が続き、この夏、深刻な干ばつになるとの予報が出ているようです。
スイスでは3月下旬から気温が高く、雨の降らない日が続き1864年の観測開始以来、最も深刻な干ばつとなっているようです。
ジュネーブ州では去年の半分しか雨や雪が降らず、フランスとの国境にあるレマン湖の水位も大幅に下がっているとのこと。
今年の冬、中国北部でも100日以上雨が降らずに広い地域が干ばつとなっていました。
中国政府は、人工的に雨を降らせるロケットを投入するなどの干ばつ対策をしていましたね。
嘆かわしいです。
このような人間社会です。
今年の夏や冬も人間にとっての異常気象現象は世界各地で勃発するでしょう。
皆様、呉々もお気をつけ下さい。
そして、小手先だけの対応では無く、根本的な解決をする為に今の社会の在り方を大きく変えて下さい。
人間が中心になるのでは無く、地球が中心になる社会にしなければいけません。
25年前(1986年)の今日、史上最悪のチェルノブイリ原発事故が起こりました。
被災国のウクライナや、オーストリアやドイツなどの欧州各国では、犠牲者への追悼と反原発を訴える集会が実施されたようです。
オーストリアのウィーンで開催された大規模な反原発集会では、ファイマン首相も参加し「チェルノブイリ事故以降、世界中で160以上の原発が新設された。原発推進の圧力団体は事故の記憶が忘れ去られるのを待っているが、我々は決して忘れてはならない」と脱原発推進を誓ったそうです。
チェルノブイリ原発から半径30キロ圏内は高濃度の放射性物質による汚染のため居住が未だに禁止されたままで、立ち入り規制解除のめどは立っておらず、完全な廃炉にはまだ100年はかかると言われているようです。
国際評価で同じ「レベル7」となった福島第一原子力発電所の事故ですが、事故発生から一月半経った現在も未だに余談を許さない状況です。
○氏からお聞きしたのですが、福島第一原子力発電所では平時において、高い線量の危険があるタービンの清掃は高額な対価を支払いアメリカ人を雇用していたようです。
政府や東京電力は、現在、沢山の人員を福島へ向かわせ懸命な作業をされておられるようですが、まだまだ沢山の問題が出てくるでしょう。
例えば、一般人やジャーナリスト達も幾度となく放射線の強い福島第一原子力発電所の直ぐ近くのエリアまで出入りし、『被爆線量』を正確に計測していない人や、衣服なども含め適切な『除染』をしていない人がいることも事実です。
『余震』も続いています。
日本では、間も無くゴールデンウィークになり連休を取られる人も多いと思います。
「景気だ、消費だ」とバタバタ動き回るのでは無く、沢山の方々が地球と共生する正しい生活様式について考え、節度ある行動を取って頂ければと願っております。