危機管理
日本では、連日「福島第一原子力発電所」に関してのニュースが止むことがありません。
昨日、国際評価尺度(INES)の暫定評価を最も深刻な「レベル7」に引き上げたことに関して原子力安全委員会によると、外部に出た放射性物質の大半は、1~4号機で水素爆発や火災などのトラブルが相次いでいた3月15日頃までに放出されていたとのことです。
そして、15~6日にかけて放射性物質の放出総量が跳ね上がっており、2号機の圧力抑制室が15日に損傷し大量の放射性物質が放出された結果と見ているようです。
このブログと『知乃の体感日記ブログ』の3月15日の記事『原発』をご覧下さい。
3月15日の記事で、私の体感についてお伝え致しました。
「非常に穢れた異常な空間であり、危険だ」とお伝え致しました。
正直、半信半疑だったお方もおられるのでは無いでしょうか?
皆様、身体で「空間を感じることの大切さ」を、まずは知ることからでも受け入れて頂ければと思います。
言葉や文字からの情報には、人間の欲や思いにより「真実」が歪曲され伝達されることがあるのです。
正しい身体の感覚を養うと物事の良し悪し、つまりは物や空間が自身の身体にとって良いものなのか否か、また空間(場所など)にとっても良いものなのか否か、なども解るようになるのです。
鈍感な身体では、繊細に思考することも出来なくなるのです。
言葉や文字からの情報も勿論大切ですが、情報の一つに過ぎないのだと言うことをまずは知って頂ければ幸いです。
話を戻しますが、内閣府原子力安全委員会の代谷(しろや)誠治委員は会見で、「3月23日の時点で、放出量がレベル7に該当する可能性が高いと分かっていた」と発言しておられるようです。
放出量が最大で数万テラベクレルになるとのデータを得ていたにも関わらず、経済産業省原子力安全・保安院に暫定評価の見直しを勧告しなかったことを明かしております。
原子力安全保安院に見直しを求めなかった理由について代谷委員は、データの精度が十分でなかったことに加え「評価するのは保安院の役割」と説明しているようです。
酷いですね。
3月15日に大量の放射性物質が放出され、それらの総量が非常に莫大な量であることを3月23日には知っていたのです。
それを昨日になり「レベル7」にするのですが、危険な数値になった理由は3月15日~16日の大量放出が原因だと言うのです。
そして、今は当時のように大量な放出はしておらず安定しているがレベル7にしたと言うのです。
皆様、如何思われますか?
政府や関係者達の危機管理の意識とレベル、更には国民を愚弄する情報開示の在り方には呆れるばかりです。
非常に鈍い感覚に失望すら致します。
情報を受ける側も、正しい情報なのか否かを精査することも必要です。
「国が言っているから」「テレビで言っているから」「神経質にならなくても大丈夫」「楽に考えれば」「毎日、忙しいから」と、深く思考することをせずに、日々の生活だけを受け入れているから人災を招くのです。
国も利害関係や、一部の政治家の強欲で物事をねじ曲げる場合もあります。
テレビ局も会社です。
スポンサー会社があり、株主達もいるのです。
コメンテーターや学者も番組の意向により選別し、出演依頼しているのです。
皆様、現実をしっかりと受け止め、行動して頂ければと思います。