原子力発電所

地球環境

 

 

写真は節電前の「渋谷」

今、『福島第一原子力発電所』が世界中から注目されています。

今回の災害は、想定をはるかに超えたものであり事前の対策を上回るものであった等と報道されたりもしていますが、大きな誤りのようです。

インターネットのニュースで拝見しましたが、平成17年10月31日に原子力発電に詳しいある衆議院議員からの質問主意書にて、『巨大地震時に津波が発生すると、発電所内へ進入する遡行してくる高波とともに、逆に潮が引いて海面が下がることによって冷却水が異常を来す場合がある。そこで、総ての原発のそれぞれの冷却水の取水口の位置(標準水面から幾らか)と波が引いた時の海水面の高さが標準水面から幾ら下にきているかの関係を明らかにして、巨大津波の発生時にも機器の冷却がうまくいくのか、国内の総ての原発について示されたい。』

と指摘されていたようです。

平成17年11月11日に、当時の内閣総理大臣である小泉純一郎氏からの答弁書には、『いずれの原子力発電所についても、津波により水位が低下した場合においても必要な海水を取水できるよう設計され、又は必要な海水を一時的に取水できない場合においても原子炉を冷却できる対策が講じられているものと承知している。』

と返答していたようです。

更に問題なのが、その2年後にも、津波による5メートルの引き波が発生した場合、日本の原発の約8割にあたる43基の原発で、冷却水が一時的に海から取水できなくなること。

そして、炉心溶融の危険があることが明らかになっていたようです。

当時の経済産業省原子力安全・保安院長の広瀬氏は、海面が4メートル低下した場合で28基、5メートル低下で43基、6メートル低下で44基の原発が一時的に取水に必要な水位を下回ると答えていたようです。

浜岡原発1号機(静岡県御前崎市)では、取水槽の容量からすると「仮に、引き波による水位低下で取水できなくなったときは、34秒で冷却不可能になる」とも指摘されていたようです。

また、途中で原子炉を停止した場合も、崩壊熱(燃料のなかの放射性物質が発生する熱)の除去に毎分60トンの冷却水が必要になることも示されており、「崩壊熱が除去できなければ、炉心溶融や水蒸気爆発など、最悪の場合を想定しなければならない」と、対策を求められていたのです。

今回の事故は、実は十分に想定さるていることであり、その対策を国や東京電力が講じていなかったことが大きな問題のようです。

福島第一原子力発電所のみならず、全国または世界中にある原子力発電所も同じように危険だと言うことです。

この機会に、自然エネルギーの利用へと世界中が政策を転換し、それぞれが今ある生活を真剣に改善するか、否かが問われているのです。

皆さん、如何思われますか?

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