私が最近体感した事
先日、昔の知り合いが、お亡くなりになりました。
お亡くなりになる前に、ご病気だとお聞きし、案じておりました。
お亡くなりになる前にその方を感じると、その方の苦しみこそは感じましたが、人間の醜い欲望はそんなには感じ
ませんでした。
しかし、お亡くなりになられて一か月近くなるのですが、その後の事も気になったので、その方を感じてみました。
成仏していらっしゃらない事は勿論の事、日増しに欲望の塊になっていました。
肉体が有る時は、まだ欲求を満たす事は出来ますが、肉体が無くなれば、肉体的欲求が満たされない分、欲求
の塊になってしまい、苦しみ、彷徨っておられるのだなと思いました。
肉体が無いので「自分の存在に、誰も気づいてはくれない」「自分の気持ちを誰もわかってくれない」「自分の思い
だけが一方通行で、満たされない」そんな状態です。
その方の生前は沢山の方に尊敬され、敬われておられた方でしたが、今の現状は本当に酷い有様でした。
この様な方が沢山いらっしゃるのです。
この様な状態になると、亡くなってしまった自分も苦しいし、この様な思いで傍でウロウロされる方も、苦しい事で
すね。
しかし、何故人々は、私達人間の根本的な問いを考えずに生きているのだろうか?と疑問に思います。
つまり「私たちは何のために生き、何処に向かっているのか?」という事を何故考えないのか?という事です。
この様な事を考えることは、特殊な人間だけではありません。
人間として生きているならば、当然の事だと思います。
きちんと私たちが「生きている意味」を考え、ご自身の「生命」と向き合って生きていたならば、亡くなってからこの
ような酷い有様になる訳がありません。
私たちが亡くなってから、まさかこの方の様に、とんでもない苦しみが待っているとは、思いもしませんか?
しかし、これが真実です。
だから、私と○氏は死者の苦悩を体感し、向き合い、大変苦労しているのです。
皆さん、この問について一度お考えになって頂きたいと思います。
そして、生きている間に自分の欲望を整理し、清まっておきましょう。
そして、亡くなったら自分が亡くなった事を受け入れ、清まる方向に自分が進むのだという事を理解し実行してく
ださい。
後に続く命の為に、力になれる存在になりましょう!!