世田谷区立千歳小学校

皆様、如何お過ごしでしょうか？

東京電力・福島第一原子力発電所の事故発生から、まもなく１１か月が経とうとしておりますが、福島県民をはじめ多くの人が未だに放射能汚染による被害により苦しめられ、恐怖されていることと思います。

私の住んでいる世田谷区にある小学校でも実は国の基準値を上回る放射線量が計測されていました。

いくつかの学校で基準値を上回る放射線量が計測されていたのですが、「世田谷区立千歳小学校」では昨年末、通報により急遽、放射線量を計測することになり、放射線量の測定をした結果、０，４６１usv／hの放射線量を計測したようです。

その後、線量の軽減措置（除染）が行われ放射線量は軽減されました。

地域の幾人かの方々や千歳小学校の保護者の方ともお話をしましたが、国の基準値を超える放射線量が計測されたことや除染をした事実などの詳細を、世田谷区立千歳小学校は保護者へ一切のお知らせや報告をしておりません。

酷いですね。

殆んどの保護者はその事実を知らずに、子供達を毎日学校へ送り出しているのです。

大橋さんに相談したところ、「非常識にも程がある。許せない！」「世田谷区長、教育委員会、議会事務局に連絡をして指導させる。」「場合によっては都や国にも連絡する。」と仰っておられ、すぐに下記の文章を作成して下さいました。

世田谷教育委員会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012年2月7日（火）
委員長　岩谷　力　様
教育長　岩井田　正文　様

子供達を放射能被害から守る為の申し入れ

日頃は子供達のために切磋琢磨し、職務に傾注して頂きありがとうございます。
さて、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故の収束は未だに目処が立たず、関東圏内にも大きな影響があるということが昨年より連日報道され、子供達への影響について大変心配しております。
福島第一原子力発電所の事故とは原因が別であっても、段ボール箱の中にある瓶内の物質が原因で私達の住む世田谷区内でも高い放射線量が検出され、放射性物質が漏れて出ている物が子供達の身近なところにあることがわかり、より一層心配する声が広がっております。
昨年、近所の子供達が通う「世田谷区立千歳小学校」の敷地内で除染をしたという記述を世田谷区のホームページで見つけました。
２０１１年１２月２６日に世田谷区へ申し入れがあり、正式に「世田谷区立千歳小学校」で、放射線量の測定をした結果、０，４６１usv／hの放射線量を計測したという記述です。その後、線量の軽減措置を行って頂き再測定して頂いた数値は、０，１２０usv／hになったということです。
しかしながら、子供達が毎日通う学校でこのように国の基準値を超える放射線量が計測された事実、除染作業をした事実、除染作業をしたことにより放射線が国の基準を下回る数値にまで軽減された事実を、学校は今日（２月６日現在）まで全保護者へ一切報告しておりません。
教育委員会におかれましても、子供達の健康と安全に関してご心配を頂いていることと思いますが、「世田谷区立千歳小学校」の渡辺校長へ、 除染作業をしたことに関して全保護者へしっかりと報告することを指導して頂きますよう申し入れ致します。また、区内全ての学校での対応を調査し、正しく全保護者へ報告がなされるよう指導と現状の公表をして頂きますよう申し入れ致します。

当たり前のことが普通に行われない世の中なので、わざわざこのような対応をしなければいけないことに憤りを感じずにはいられません。

一番の被害者は子供達です。

皆様、如何思われますか？