飛瀧神社・那智大滝
和歌山県那智勝浦町那智山に鎮座します『飛瀧神社』
御祭神 大己貴命(おおなむちのみこと)
『飛瀧神社』は、『熊野那智大社』の別宮であり、社殿はなく、133mある日本一の那智大滝を御神体とする神社です。
写真は『今朝の那智大滝』
本日はいくつかの神社に参拝する予定でおりましたが、そのなかでも最初にこの飛瀧神社へお伺い致しました。
今回の熊野詣では、私と大橋さんだけではなく、数名の方々もご一緒に行きたいとのご希望をお伺いしていましたので、十数名で神社巡りを致しました。
皆さんは、これらのお写真を見て如何思われますか?
どのように感じられますか?
身体が喜び、清々しい感覚になりますか?
写真から、空間の気を体感することはできますか?
熊野へは数十名の方々とご一緒にお伺いしたのですが、那智大滝の前で皆さんと合流する予定でした。
待ち合わせをしていた時刻よりも早い時間にあるお方から大橋さんの携帯に連絡がありました。
Mさん『大橋さん、おはようございます。早朝よりお電話失礼致します。予定より早く飛瀧神社に来ているのですが、大橋さん、大変です。滝が酷いことになっています、、、』と、電話口で悲しげに声を振るわせておられました。
大橋さん『如何なされたのですか?』
Mさん『今、滝の前にいるのですが、滝本来の力が全く無く、砂塵が舞い、気が非常に悪く、重機だらけの工事現場になっています、、、』
大橋さん『酷いなぁ~。わかりました。大川さんにも連絡して、そちらに向かいます。』
大橋さんから私に電話があり、Mさんからお電話があったこと、上記の内容をお聞きしました。
直ぐに出発の準備を済ませ飛瀧神社へ向かいました。
那智の滝へ向かう道中、飛瀧神社の数キロ前から山道の至るところで重機により道路や河川の工事が進められていました。
数年前のブログでご紹介をしましたが、本来は那智の滝へ向かう数キロ先から大地や山々の力を感じることは勿論のこと、大滝の力強さや、空間の気が滝へ近づくほどに変化することも体感できます。
しかしながら、滝へ近づけば近づくほど、その力強さが増す大変素晴らしい場所であった地域が、今回お伺いしたときには空間の気が全く良くなく、那智の大滝がとんでもないことになっていることは容易にわかりました。
(私と大橋さんは、東京にいるときから那智大滝におられる白色をした巨大な龍神さまが、やられていることも既に感じ解っておりましたので、滝へ向かう道中では『なるほど』と再確認するに過ぎませんでしたが、、、。)
皆さんとの待ち合わせ時刻よりも早く『飛瀧神社』に到着して、Mさんと他数名の方々と合流しました。
その時に大橋さんが撮影されたのが、昨日のブログでご紹介をした数枚のお写真です。
予定していた集合時間になり、その他の皆さんとも『那智大滝』の前で合流しました。
皆さん、滝の爆音を消し去る重機のガンガン鳴り響く音、そして、ミストのように降り注ぐ大滝の雫どころか、悪臭漂う砂塵が立ち込める異常な空間に、ただただその場で工事現場を眺めながら呆然とされていました。
ご同行された皆さんは、まだ少しは敏感に空間の違いを体感することができる方々ですので、神々や自然よりも人の都合が優先している異様な光景に、悲しみと怒りの気持ちをお持ちになられたことだと思います。
今回が初の熊野詣の人も数名おられましたが、世界遺産である日本一の大滝を前にして、愕然とされたことでしょう。
大橋さん『大川さん、ここは神さんがおれるような場所とちゃうから、やられた龍神さんを何とかせなあかんな。取り敢えず、龍神さん、呼んでみよか?』
私『わかりました。お願いします。』
大橋さんが那智の大滝の前で神さまをお呼びされると、ピクリともしない巨大な龍が滝つぼへ向かって落下していく様子が見えました。
滝つぼに降下し、胴体が折り重なったような状態でピクリとも動かない巨大な龍神さまは死んだ状態でした。(本来あるべき清い状態ではなく、穢され汚くなった状態であられる様子が私には姿としてハッキリ見えるのです。)
当然のことながら、死んだ状態で滝つぼに落下した龍神さまからは、ビリビリした穢れた気が吹き出していました。
大橋さんとも相談しましたが、一時的に龍神さまを安全な場所にいて頂くことにしました。
大橋さん『予定では、平成25年の12月に工事が終了予定みたいやから、しゃあないけど、また私が工事終了後の時期にここまできて滝を直すわ。』
私『わかりました。』
ご同行された皆さんにも現在の状況をご説明致しました。
私の息子を含め、『子供身体講座』を受講している息子のお友達も今回は一緒に伊勢や熊野へきたのですが、空間認識力の高い息子とお友達は、重機だらけの那智の大滝には全く興味を示しませんでした。
それどころか、境内にいた大きなトカゲを見つけ『滝の方へ行っちゃダメだよ』と、トカゲの安全を考えて、工事現場に近づかないようにトカゲの安否を気遣っていました。
普通は逆ですよね。
自然溢れる滝の近くへ行けばトカゲたちにも良い筈なのに、滝から離れる方が安全だなんて、、、。
それぞれがそれぞれの思いを胸に、次の神社へ向かいました。
つづく