清く正しい裁きが必要

社会

 

 

欧州の債務危機をめぐり、金融機関の資本増強を突きつける国際通貨基金(IMF)や米国と、資本増強に後ろ向きな欧州金融当局との亀裂が目立ち始めるなど、欲にまみれた人間社会はドタバタしておりますね。

原発大国のフランスでは、議会上院のおよそ半数を改選する選挙が行われ、最大野党の勢力が初めて半数を超えたそうです。

議会下院は与党が過半数を占めていますが、上院・下院の「ねじれ」議会になるとのこと。

フランスでは来年4月に大統領選挙が予定されており、再選を目指すサルコジ大統領にとって今回の選挙結果はかなりの痛手なようですね。

日本国内においては、政府の要請を受け運転停止中の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)から半径10キロ圏に位置する同県牧之原市議会は本日、「確実な安全・安心が担保されない限り、永久停止すべきだ」との決議案を賛成多数で可決したようです。

西牧之原市の西原市長も本会議で「直下型の東海地震が起きる可能性が高く、永久停止は譲れない」と表明したとのこと。

素晴らしいですね。

その一方で、酷い地域もあります。

中国電力の上関原発計画をめぐって原発推進、反対派による争いとなった上関町長選は昨日、投開票され、推進派現職の柏原重海氏が3選を果たしたようです。

町商工会など原発推進7団体からの支援を受けて当選されたようです。

国からの原発交付金25億円、中国電力からの協力金24億円を取り付け、「町づくり」を名目に地元業者の馴れ合いの金儲けを推進する典型的な例ですね。

原発推進による「町づくり」などあり得ません。

地球を穢す行為であり、大罪です。

善良な人が増えることを願います。

小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、虚偽記載罪に問われた元秘書3人の判決が本日、東京地裁であり、衆院議員石川知裕被告に禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)、元公設第1秘書大久保隆規被告に禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年6月)、元私設秘書池田光智被告に禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)がそれぞれ言い渡されたようです。

判決は、史上最高の立件額となった約21億7000万円の虚偽記入をすべて認めた上で、元秘書3人全員が有罪とされ、資金管理団体の虚偽記入が認定されたことで、陸山会の代表者である小沢元代表の政治責任がさらに問われますね。

3人は全面無罪を主張しており、石川、大久保両被告側は、控訴する意向を示したとのこと。

小沢一郎氏の初公判は10月6日だそうです。

注視したいと思います。

東京電力の山崎雅男副社長は本日の衆院予算委員会に参考人として出席し、中央省庁や地方自治体など役人OBの天下りを約50人受け入れていることを明らかにしたようです。

本当に酷い組織ですね。

さらに「天下り」とは逆に、電力会社に籍を残したまま、社員が非常勤の国家公務員として採用される「天上がり」も盛んに行われ続けていることも露見しているようです。

2001年の中央省庁再編以降、電力会社からの「天上がり」は少なくとも99人に上り、内閣官房や文部科学省、内閣府などの中枢部門に配属され、原子力委員会など電力会社の利害に直接かかわる業務も行ってきたとのこと。

国の民間からの人材登用は人事院規則に基づく公募採用が原則ですが、電力会社の場合は「専門知識を有する場合は公募しなくても良い」との特例を適用することが常態化しているとのこと。

これまでの非常勤国家公務員としての採用実績は東電のほか、北海道、関西、中部、東北、四国、九州電力など、、、。

その多くが、原子力安全委員会事務局(内閣府)や原子力研究開発課(文科省)など原子力行政の中枢で勤務し、採用期間が満了すると、同じ電力会社から別の社員が連続して採用される、、、。

東京電力の天上がり社員の一人は、天下り規制を担当する「公務員制度改革推進本部事務局(内閣官房)」で勤務するなど異常な由々しき大問題です。

そんな中、改革派の現役官僚として知られ、経済産業省から退職を求められていた古賀茂明氏が本日、正式に退職したようです。

経済産業相の枝野幸男氏は、古賀氏について『海江田大臣、鉢呂大臣によって積み重ねられた判断と手続きが進められてきている。私としてはこれまでの判断を引き継ぎ、これを「了」とし、のちの手続きについては事務方に任せることした。』と述べているようです。

酷いですね。

また、安住淳財務相も本日の衆院予算委員会で、東日本大震災の復興財源に関する議論が高まる中、野田佳彦首相が財務相時代に着工を指示した、埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎が着工されたことに批判が出ていることについて『全国の宿舎の廃止・集約で15%削減する方向だ。朝霞宿舎の着工だけを見て、公務員はぜいたくをしてけしからんという見方にはくみしない』とし、建設の正当性を主張しているようです。

野田佳彦首相も「特段変更するつもりはない」と述べております。

酷い政治家達と官僚組織、電力会社と中央省庁から地方自治体までの癒着を容認しているこの国は異常な状態です。

皆様、如何思われますか?

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