中国
写真は中国からの黄砂により、影響を受けた『東京』
現在、約13億人と言われている中国。
ロシア、モンゴル、北朝鮮、インド、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カザフスタンなどや、東シナ海を挟んで日本や韓国の隣国である中国は、世界で最も多くの国と国境を接しているアジア東部の大国です。
近年、急速な高度経済成長の中、環境問題が深刻化しており、アメリカや日本と同様に地球を穢し続ける超大国です。
先日の中国新聞社の発表によると、中国の長江と黄河の上流水源域に位置し、86万ヘクタールの優良牧草地を擁するマチュ(瑪曲)草原を含む「黄河の蓄水池」と称される甘南地区で、天然草原や湿地の退化が進んでいて、草原の90%に退化現象が見られ、1985年に4077カ所あった湖沼は1800カ所にまで減少しているとのことです。
現在の状況が続けば、10年以内に中国第4の黄砂発生源となる可能性があると指摘しています。
気候変動や欲望に満ちた開発と生活の変化などが原因で、荒廃化が進んでいるのです。
また、黒竜江省ハルピン市にある中国の医薬品大手企業「哈薬集団」の製薬総工場周辺地域では、深刻な環境汚染が発生しており、市街地の学校や病院、住宅地に向けて悪臭が拡がり、地域住民は自宅の窓を開けずマスクを装着する人もいるとのことです。
ハルピン市街に流れる河川にも異常が見られ、工場より下流の水は透明から黄土色に変わり、鼻をつくにおいがするらしいです。
その他、内モンゴル自治区でも多くの採掘場や工場が次々と建設され、これらの間を鉄道や道路が走り、人口が密集する街が増え、大量の水資源はこれらの産業に使われています。
そして、牧場を消滅させ干ばつを更に引き起こす原因にもなっています。
モンゴルの気候は寒冷で乾燥しているので、これからはモンゴルまでもが砂漠化するでしょう。
工事による大量の地下水の汲み上げにより、更に土地は衰退し、数年後から水の枯渇が大きな問題になるでしょう。
上海や北京などの大都市では、大気が濁っている『汚染』も当たり前になりつつあり、「気にしてもしょうがない」と、人は身体を鈍らせ生活している有り様です。
○氏が上海に行かれた時の話を聞きましたが、「目の前の視界も悪く、タクシーには粉が付着していて、多くの人が普通に咳き込んでいた」らしいです。
今や一国の問題ではありません。
中国は世界中に多大な影響を与える大国です。
日本人や中国人は勿論のこと、世界中の人々が清さを重んじた生き方にシフトしないといけないのです。
今後の中国の動向にも注射して下さいね。
皆様、如何思われますか?