京都の神社仏閣

仏閣

 

京都市南区九条町1番地にあります「真言宗総本山 教王護国寺『東寺』」

御本尊   薬師如来

この日、京都市内は朝から陽射しの強い一日だったようですが、大橋さんと清体塾の塾生たちが京都の寺院巡りをされました。

地元の会員さんで京都の寺院の人たちと親しくお付き合いされておられる方が、事前に寺院とご連絡を取ってくださいました。

そして、「東寺」では、主任の山田忍良さんが特別に寺院内をご案内くださいました。

まずは、東寺の造営時に弘法大師空海が住房として構えた「御影堂(大師堂)」からご案内くださったそうです。

下記は、東寺の山田さんによる説明と東寺のホームページより

「御影堂 〈大師堂〉」

御影堂では毎朝6時に、弘法大師空海がお住まいだったころと同じように、一の膳、二の膳、お茶をお供えする「生身供(しょうじんく)」がはじまります。

弘法大師空海の念持仏であった不動明王がお祀りされているそうですが、扉は固く閉ざされており、どなたも拝見したことがないそうです。

法要のときは、この不動明王の御宝前で護摩を焚かれるとのこと。

(「御影堂」をはじめ、大橋さんが寺院内の空間を感じられ、私にお伝えくださったことが幾つかあるのですが、今回のブログではその説明をすることはやめておきます。また機会があればお伝え致しますね。)

東寺は、平安遷都と共に建立された官寺(国立の寺院)で、唯一ある平安京の遺構であり、京都で建物の配置が当時のまま変わらずある場所だそうです。

創建からはおよそ1200年で、1994年に世界遺産として登録されました。

桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は、唐で新しい仏教、密教を学んで帰国した弘法大師空海に東寺を託すことにより日本ではじめての密教寺院が誕生します。

「五重塔」

五重塔の中も特別にご案内くださいました。

高さは約55メートルあり木造の建築物としては日本一の高さを誇ります。

五重塔は、仏陀の遺骨を安置するストゥーパが起源とされ、東寺の五重塔には、弘法大師空海が唐より持ち帰った仏舎利が納められているとのこと。

五重塔は、落雷などによってこれまでに4度焼失しましたが、その都度、多くの僧が奔走して五重塔を再建されたそうです。

今ある五重塔は、1644年に再建した5代目とのこと。

五重塔の初層内部には極彩色で彩られた密教空間が広がっています。

五重塔の各層を貫いている心柱を大日如来として、その周りを四尊の如来、八尊の菩薩が囲んでおり、さらに四方の柱に金剛界曼荼羅が描かれています。

また四面の側柱には八大龍王、壁には真言八祖像を描き、真言の教えが弘法大師空海に伝えられた歴史を表しています。

「金堂」

東寺の本堂にあたるのが金堂で、御本尊の薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が祀られています。

「講堂」

ここは秘密の仏教の入口であり、弘法大師空海が伝えたかった密教の教えを表しているそうです。

講堂の中心は寺域の中心であり、大日如来があります。

そして、大日如来の周囲には沢山の仏像が規則的に配置され祀られています。

境内は、東西255メートル、南北515メートルの長方形で、寺域のなかで大伽藍が建っているエリアは、東西南北とも255メートルでほぼ正方形であり、その中心に講堂は位置しているとのこと。

「食堂」

食堂とは、僧が生活のなかに修行をする場であり、以前は本尊に千手観音菩薩が祀られていたために観音堂とも呼ばれているそうですが、現在は十一面観音菩薩が祀られています。

「画像は東寺のホームページより」

 

山田さんのご説明によると、東寺は、境内の南から北に向かって「金堂」「講堂」「食堂」とまっすぐに大伽藍が並んでいて、金堂には本尊の「仏」、講堂は密教の教えである「法」、そして、食堂が「僧」というように、仏法僧(ぶっぽうそう)を表す配置になっているとのことです。

素敵なお寺ですね。

陽射しが強い中、寺院内を丁寧にご案内くださった山田さん、本当にありがとうございました。

そして、ご縁をお繋ぎくださった会員さんにも感謝申し上げます。

「東寺」は京都駅からも近い場所にありますので、比較的お伺いしやすい寺院だと思います。

京都にお立ち寄りの際には、身体を清め、心を鎮めて、ぜひご参拝下さい。

つづく

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

神さまたちとのお話しから導き出した幸せになる方法を皆さんにお伝えいたします。今日を、昨日よりも清い方向へ向かわせること。真実を伝える「清い言葉」が、皆さまのお役に立ちますように。
ABOUT

最新記事