京都 大徳寺
仏閣
本日は「龍寶山 大徳寺」(京都市北区紫野大徳寺町53)で音禅法要(世界平和を願う神仏習合行事)が開催され、大橋さんが参加されました。
本日は「熊本地震」で亡くなられた人たちの四十九日の法要が熊本県内で営まれたようですが、京都の大徳寺でも参加者のみなさんが熊本地震による犠牲者のご冥福をお祈りされました。
大徳寺での音禅法要は、私も面識のある大橋さんの知人が携わっておられ、明治以前の民間信仰に習い神仏習合を重んじた様式で執り行われました。
ご存知な方も多いと存じますが、現在、全国の神社で行われている神事の基本的な所作や儀式は明治時代に決めらたものが殆どだそうです。
明治以前の日本の長い歴史では、神様や仏様を共に祀り崇めることも良しとされていました。
私が書籍やブログの過去記事などでお伝えしていますように、神様を天皇家の先祖とする誤った政治利用はそれぞれの時代であったようですが、明治時代にその狂いは大きくなり、大正、昭和の時代に戦争へと突き進む国家神道へと変質しました。
ここ数年の日本は、この時代に逆戻りするような不穏な動きが表面化していますので、清き神様や仏様を正しく認識したうえで、誤った選択をしない行動が必要です。
大徳寺での約1時間半の法要は、神職者と僧侶が御寺の敷地内で神様と仏様を共に祀り崇め、舞と祝詞の奏上や太鼓と鐘の音、さらには御経が読み上げられる神仏習合のスタイルで行われ、多数の人たちが参加されました。
約2か月後の8月5日には、大徳寺にほど近い京都市北区に鎮座します「今宮神社」で神仏習合の催しが執り行われるそうです。