ふたたびの熊野3
神社巡り
和歌山県田辺市本宮町本宮1100に鎮座します「熊野本宮大社」
主祭神 家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)
熊野本宮は熊野三山の中心で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。
上四社(第一殿~第四殿)
第一殿(西御前)熊野牟須美大神、事解之男神
第二殿(中御前)速玉之男神
第三殿(證証殿)家都美御子大神
第四殿(若宮)天照大神
こちらの神社も昨年夏にお伺いした神社です。
当時は社殿屋根修復事業の第二期工事として鈴門・瑞垣の檜皮屋根の修復工事が行われており、境内の氣も悪く工事現場と化していました。
今回は社殿屋根の修復事業が全て無事に終了し、御本殿・神門・鈴門・瑞垣を一堂に見渡せるようになったことを知っていましたので、神社を正しい状態にするために再度お伺いすることにしたのです。
また、この熊野本宮大社には、お名前を確認していない神さまがおられましたので、その神さまに再度お会いすることも目的の一つでした。
神社に到着された大橋さんから、いつものようにお電話を頂きました。
大橋さん「大川さん、熊野本宮大社に到着しました。まず、いつものように空間を祓い清めて、結界をはり、神社を正常な状態にして神さまをお呼びして、写真を撮ってから再度お電話しますね。ちなみに名前を確認する神さまがおられた『第一殿』の御祭神は『夫須美大神』って書いてあるわ。『夫須美大神』とは、『伊邪那美大神』(いざなみのみこと)のことらしいけど、以前にこちらでお会いした神さまは『熊野那智大社』や伊勢の『月讀宮』境内にある『伊佐奈弥宮』でお会いした伊邪那美大神〈伊奘冉尊〉さんとは姿も違ったしなぁ。取り敢えず呼んでみて確かめましょか。」
私「わかりました。よろしくお願いします。」
数年前、熊野本宮大社に大橋さんと一緒にはじめてお伺いした時には、第四殿で天照大御神さんとお会いし、第三殿ではお召し物が『素戔嗚神社』でお会いしたときとは違う姿で須佐ノ男命(素戔嗚尊)さんが出て来られました。
そして、第一殿では、天之御中主神(あめのみなかぬし)さんっぽい四角い顔をされた神さまが出て来られたのですが、当時はお名前を確認していなかったのです。(詳細はブログの過去記事をご一読下さい。過去記事は、一部×ありの文章になっていることを予めご了承下さい。)
暫くすると神社境内におられる大橋さんから、お写真が数枚メールで送られてきました。
一枚目は第一殿のお写真でしたが、しゃがみ込み、薄汚れた黒いお召し物を纏われ、俯いた状態で顔が見えないやられた神さまのお姿が見えました。
その後に送られてきたお写真は「素晴らしい!」と、思わず声が出てしまうほど、清く立派な状態の神社になったお写真ばかりでした。
第一殿の神さまも以前にお会いしたときのお姿に戻っておられましたので、ホッとしました。
第二殿には伊邪那岐大神さま、第三殿には家津御子大神〈素戔嗚尊〉さま、第四殿には天照大御神さまが出てこられる状態になっていて、昨年の夏にお伺いした時の状態とは全く違う素晴らしい神社になっていました。
神さまたちが大変喜んでおられる様子が、私には凄く伝わってきて、嬉しい気持ちになりました。(よかった!)
本日ご紹介しています熊野本宮大社のお写真はその一部です。
大橋さんから再度お電話がありました。
大橋さん「大川さん、神社ええ感じになったやろ。」
私「ホンマやわ。素晴らしいわ!」
大橋さん「例の神さんやけど、もしかしたらやけど、天照さんの子やと言われている『熊野久須毘命』(くまのくすび)と呼ばれている神さんかも、、、神さまとお話をしてお名前を確認して頂けますか?」
私「わかりました。神さんに聞いて、絵と一緒にメールでお送りします。」
大橋さん「よろしくお願いします。」
その後、神さまの絵を描き、お名前をお聞きしてみました。
第一殿でお会いした神さまは「熊野久須毘命」(くまのくすび)と呼ばれている神さまです。
神さまのお姿は、どこかの機会で皆さまにご紹介できればと思います。
つづく