2006.01.29
東大寺の大仏殿に到着するのが閉館ぎりぎりになってしまいましたが、私達は無事に大きな大きな大仏様の前で手を合わせていました。
「良かった。」と思いながら、O氏は大仏様にきちんと自覚を持って手を合わせる事が初めて(小学生の時に遠足か何かで来た事があるそうですが、ほとんど記憶がないとか。)との事だったので、丁寧にご挨拶、ご紹介を致しました。
私は奈良県出身なので、東大寺は小さい頃から度々足を運ばせて頂いていた場所です。
ここも、かなりお気に入りの場所です。
そして、とんでもないお願いを大仏様にしてみました。
私 「大仏さま、こんなお願いをすることは大変失礼な事と承知致しておりますが、私のお願いを聞いて頂けないでしょうか?」
大仏様 「何でしょう?」
私 「O氏について頂けないでしょうか?そしてO氏に力をお貸し願えないでしょうか?」
大仏様 「つく?付くのですか?」
私 「はい、そうです。」
大仏様 「個人につく事は初めてではありますが、よろしいでしょう。」
私 「ありがとうございます。よろしくお願い致します。」
O氏にそれを伝えました。そして大仏様は〇氏について下さったのです。
O氏を見ると、O氏の肩の後ろに大仏様がいらっしゃる。
「そんなあほなー。」と言う位わかりやすくついて下さっていました。
「こんな簡単なことなの?」と思いながら、O氏の生き生きとし嬉しそうな顔を見な
がら、私は思わず笑ってしまいました。
そして、閉館時間を少し過ぎたところだったので、もうお守りなどの販売所はしまっていたのですが、やはり大仏様について頂いたのだから、お守り買わない訳には行かないという事になり、わざわざもう一度お願いし開けてもらい、お守りを購入し東大寺を後に致しました。
もう時間が遅かった為、奈良には素晴らしい神社仏閣が沢山あり、他にも行きたい所がありまして、色々な場所に電話をし調べてみましたが、もう何処も閉館されているという事だったので、とりあえず京都に向かう事に致しました。