2006.06.30
この日は、以前に行った(6月4日)神社の夏越大祓の日でした。
大祓とは、人々の心身にいろいろと災害が起こる原因を取り除き、幸福と繁栄を迎えるために、諸々の罪穢れを祓い清める神事で、年に二度行なわれるそうです。
私達は体験した事がなかったので、日頃の罪穢れを祓って頂こうと、こんな有難い事はないと行ってみることに致しました。
この日はO氏、A氏、私の3人です。
午後の3時からという事だったので、少し早めに2時半頃に到着し、受付を済ませました。
沢山の方達が、罪穢れを祓って頂こうとお見えになっていました。
先に神さまに御挨拶をと思い、拝殿の前に行きました。
まずO氏に神様をお呼びして頂く事に致しましたが、神さまは出て来ては頂けませんでした。
次に私が神さまをお呼びしてみましたが、やっぱり出てきては頂けません。
何となく又、私の頭がボーっとしていました。
「嫌だな、このモヤモヤした感じ。」と、思いました。
このボケた頭を何とかしないといけないと思い、O氏にある事をお願いしました。
この時期は、大体の神社で大祓をされていて、茅の輪(ちのわ)というものがあり、それをくぐり罪穢れを祓うのですが、その茅の輪の力を倍増して頂こうとO氏にお願いしたのです。
O氏は今や、かなりのお力をお持ちになられているので、O氏が念じ、O氏をお守りになられている神さまや仏様のお力をお借りし、見事に強力な茅の輪に変わってしまいました。
○氏をお守りされている神々、仏様が一斉に茅の輪をくぐる方達についてしまった、不必要な物を祓ってらっしゃるのが見えました。
私は直ぐにその茅の輪をくぐりに行きました。
3度くぐらせて頂きました。
そうしますと、私の頭が急にすっきりしてきました。
やれやれ。
私一人の時は、いくらボーっとしても良いのですが、O氏やA氏のいらっしゃる時には、やはり貴重なお時間を共にして頂いている事を思うと、焦ります。
この日は沢山の方々がいらしていたという事と、大祓と言うことで「罪穢れを祓いたい」という目的を持っていらしていたという事もあり、皆様の「思い」が充満していて神社一体が「思いの渦」になっていたのだと思います。
それが私の頭をボーっとさせた原因ではないかなと思います。
人の「思い」の重たさと言うのでしょうか?強さと言うのでしょうか?
人の「思い」という物の影響力の凄さを、またまた感じました。
一人一人の「思い」がいかに大事なのか?
自分の思いが、どれだけの人に影響を及ぼしているのか?
皆様は、あまりこの様な事を感じていないと思ってらっしゃるかと思うのですが、しかし、明るく元気な方とお会いすると、何だかわからないけど自分も元気になったり、悩みを抱えていらして暗い心でいらっしゃる方とお会いすると、妙に疲れたり、自分まで元気がなくなったような感じがする事は、皆様もきっと経験されているのではないかなと思います。
あまりこのような事があっても、気にもされていないのではないかとは思うのですが、この「思い」の影響力は物凄い力なのです。
言い切ってしまいますが、私の感じる力というのは、きっと皆様の想像出来ないぐらいの物なのだと思っています。
この能力(敢えてこの様な言い方をします)があるが故に、人がわからない事もわかったりするのですが、その反面、感じすぎて、人や目に見えない存在達の「思い」の影響を受け続け苦しんで来ました。
大げさなようですが、皆様の苦しみを私は全身で感じてしまうのです。
勿論、皆様の喜びも感じます。
しかし、今現在、目に見えない存在も含め、明らかに人々は苦しんでいるように思います。
怒り、嫉妬、恨み、恐怖、焦り、不安、この様なものでこの世は渦巻いています。
人間という生き物は、色々な思いを持つ事は自然な事だとは思います。
しかし、バランスが悪く、やはり「苦」の方が遥かに多すぎる事を、私は全身で感じております。