電力使用制限令
写真は本日の『東京上空』
異常な空です。
私は毎日、空を眺めていますが年々酷くなります。
今年は3月に発生した「東日本大震災」以降、更に酷くなりました。
全てが過剰な動きをしています。
そんな中、本日、夏の電力不足に備える為に日本政府は、東京電力と東北電力管内の大口需要(契約電力500キロ・ワット以上)に対し、電気事業法27条に基づく『電力使用制限令』を発動しました。
このブログをお読みの皆様が勤務されていたり、経営されている会社の多くも、本日の朝から社内の明かりを消しているところが多数あったのではないでしょうか?
『電力使用制限令』は、第1次石油危機の1974年以来37年ぶりの実施で、ピーク時使用電力の昨夏比15%削減を義務づけるものです。
政府は、中小企業や一般家庭にも15%の節電を呼びかけておりますので、軒並みエアコンを止めたり設定温度を上げるなど節電の動きが広がっています。
東京電力管内では9月22日まで継続され、東北電力管内では9月9日まで、それぞれ平日の午前9時から午後8時が対象だそうです。
暑い夏に向かって大変ですが、このような猛暑が続く激しい地球環境を招いたのは人間です。
福島第一原子力発電所の事故も人災です。
この夏は、みんなで節電をして地球に優しい生活をしましょう!
気象庁によると今年6月下旬の平均気温は、東日本では平年差でプラス3.8度、西日本では平年差3.3度となり、統計を開始した1961年以降の最高値を更新したようです。
暑いだけでは無く大雨や突風が吹くの日も多かったですね。
特に九州地方では、記録的な大雨が相次ぎ総雨量が1000ミリに達する地域もありました。
今日から7月になり富士山も山開きです。
その富士山頂の今日の気温は7.3度もあり、例年より約1.5度も高かったようです。
人間の生活様式により、地球の温度上昇は加速しています。
人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として、1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画 (UNEP)により設立された組織である「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、2100年には地球の温度が6.4度最大で上昇すると予測しています。
これは東京の気温が今の沖縄くらいになると言うことです。
その結果「海面の上昇」「大雨・洪水」「干ばつ」「伝染病の拡大」「生態系の変化」なども、私が言い続けているように懸念されています。
人が欲望のまま、縦横無尽に地球上を動き回り、原料や物品、生産拠点や販売ルートを地球規模で拡大し、地球の資源を横暴に搾取し続けていることが問題なのです。
今の生き方は間違いなのです。
日本政府が推進して来たこのような政治と経済からなる生活様式では、絶対に『安全』で『安心』のできる社会は確立出来ないのです。
少しずつ出来ることからで結構です。
一人一人の努力が大切です。
地球の自然を守る生き方に変えて行きましょう!