隅田川花火大会

今日息子に花火が見せてやりたくて、隅田川の花火大会に行きました。
しかしそこで、人間という生き物の恐ろしく愚かな姿を目にしたのです。
花火を見る人の為に道路規制され、沢山の方が道路に座っていました。
花火大会が始まる前に、花火会場近くで病人が出たのか、大きなサイレンをならし救急車が来ました。
しかし、道路には皆さんが座っている居る為に救急車が通れないので、病人が出たと思われる所のずっと手前に
救急車が止まり、皆さんが座っている所の横を、タンカを担いだ救急隊員が走って病人の所に向う様子が見えま
した。
沢山の警察官が警備に当ってはいましたが、座っている人達を横に移動させ、救急車を通れる様にした方が明
らかに早く病人を運び出せるのに、それを誰もしようとしないのです。
そして、もっと驚くのが、なかなか救急隊員の方が戻ってこないな?どうしたのかな?と思うぐらいの時間が経過
し、タンカに病人を乗せ、救急隊員がその病人に心臓マッサージをしながら救急車に向かい走って来ました。
相当に緊迫感のある状況でした。
そして、花火を見る為に座っていた多くの皆さんの直ぐ横を通ったのですが、その心臓マッサージを受けている
病人さんを横に座っている皆さんは、、、まるで動物のように焼きそばを食べたり、おしゃべりに夢中、、、だった
のです。
誰一人と救急車が通れる様に移動した方が良いのではないか?と思いもしない様子に私は愕然としたのです。
血も涙もないとはこの事です。
異常な姿です。
皆さんはこれを読んでどの様に感じられますか?
私は人間という生き物がここまでも鈍く、自分の事しか考えない姿をリアルに体感し、救いようがないと思
いショックを受けました。
人の命よりも、焼きそばを選択した皆さん、気付いて下さい。
その光景を見て、疑問を持たなかった皆さん、気付いて下さい。
皆さんは何に重きを置いて生きていらっしゃるのですか?