質問の答え10
質問10.
人が発するもの
仕事や家族、電車で隣になる知らない人、映画館で隣になる人など、日常生活では必然的に様々な人に接します。
以前から人込みや試験会場、職場の宴会等、義務的に 行かねばならない大勢の場(少数でも)が苦手です。
その人が発する目に見えない人間性(うまくいえませ んが)みたいなものに疲れます。
何かに憑かれているのかも、と思ったりします。
ただ、良い方のそばでは特に疲れません。
職場の人と話していても、その方の立ち居振る舞い、 仕事ぶりなどから、口ではそう言ってるけど本心はこうだな!などと感知してしまいます。
でも、人を見誤ることもあるので相手をきちんと判断 出来る目(感覚)を養いたいです。
そのためにはどういう視点が大切ですか?
私が敏感なわけではないのでしょうが、人はみな仮面 をかぶり、頻度の差はあれ自分をよく見せようとしますよね。
職場で難しい方の隣で仕事をしなければならない、苦手な上司と毎日仕事の交渉をしなければならない、といった場合、自分で出来る対処法がありましたら教えて下さい。
仕事柄、人の悩みなどのご相談を受けることも多いの で、大川さんや大橋さんのアドバイスを参考に、自らも相手の方の生きづらさも少しでも解消出来るよう日々努力したいです。
答え:
現代人の多くは身体から「気」を発しております(気について語る沢山の人を拝見してきましたが、気を正確にコントロールできる人は、私以外 で大橋さんしかお会いしたことがありませんので、大橋さん以外の人で身体から気を発していない状態になれる人と未だにお会いしたことがありません。
近年は、私と大橋さんとで身体を調えた人が幾人かおられますので、それらの方々は身体から発する気の質も向上し、不要な気を発することもかなり軽減されておられ ます)。
環境の悪化が心身に与えている影響は皆さんの想像以上に深刻な問題です。
そうであるが故に、人が大勢おられる場所だけではなく、人と接する時に相 手によって身体が楽になったり、苦痛を感じたりすることは、まだお身体が正しい反応をある程度は出来ている優秀な証拠です。
人は相手の身振りや言葉や呼吸の違いから、他人の思いや次の行動をある程度は予測することも出来ます。人には洞察力という肉眼で捉えた情報を過去の経験から処理する能力がありますから、人という生き物は多かれ少なかれ、それらの動作を行っております。
しかしながら、仰るとおり視覚からの情報だけでは過ちも生むのです。
相手を正しく認識する方法は、相手の身体から発している「気」を正確に身体の感覚で捉えることです。
「なんと無く変な感じがする」「なんと無く良い感じがする」では無く、発している気を正確に捉えるのです。
どれだけ巧みに言葉を並べ、一見整っているような動作をしていても、肉体 から発している気を誤魔化すことは出来ません。
大切なことは、自身の肉体をさらに清め、静かに相手の肉体から発せられている情報(匂いや体温なども含む)をより繊細に得られるようにまずは訓練することです。
それらが解るようになると、相手の存在位置(どの程度、清くてどの程度、穢れているのか)が、今よりもさらに明確になります。
今よりも得られる情報量が増加するからです。
そして、身体で得たそれらの情報を精査する力も増すことになります。
つまりは、相手の言動などに対応する能力も以前より比べものにならないほど向上するのです。
人の悩みを聞いたり、ご相談をお受けになられる場合は、とくに相手の身体から発している気の影響を受けますので、それらをより正確に捉えることはご自身の身体を守ることにもなります。
そして、ご相談に対する受け答えも、いまよりも 質の高い正しい返答が瞬時に出来るようになるでしょう。
さらに清い心身を創造する努力を続けて頂ければと思います。