67回目の『原爆の日』
写真は『本日の奈良上空』
奈良で異なった雲が何層も重なって発生している空模様を幼少より眺めたことはありませんでした。
日中の陽射しも皮膚を刺すような強いもので、明らかに異常な状態が進行していることがわかります。
アジア太平洋戦争にてアメリカが原爆を投下してから67年目の『原爆の日』を迎えました。
広島の平和記念公園では平和記念式典が開催され、式典に参加した野田総理大臣はエネルギー政策に関してほとんど言及することはありませんでした。
本日の平和記念式典において野田総理大臣がエネルギー政策に関して述べたのは『中長期的に国民が安心できるエネルギー政策の確率を目指す』という曖昧な一言のみです。
福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、日本は脱原発依存の方針であると言っておきながら、海外へも原子力事業を推し進め、国内では原発を再稼働させる野田政権。
言っていることと実際の行動は真逆であり、恰も核兵器を自国で製造し、核保有国になることを水面下で進行させようとしているような浅ましく不謹慎な様子すら伺えます。
日本が始めた侵略戦争の末期である67年前の本日、アメリカの非人道的な原爆投下により、爆風、熱線、放射線は一瞬のうちに広島の町を壊滅させ、広島市では14万人以上の尊い命が奪われました。
被害者の平均年齢は78歳を超えました。
原爆の爆発直後に広範囲に降った黒い雨を全身に浴び、被爆した人たちの救済も緊急課題であり、原爆投下から67年が経過した現在も多くの被爆者が苦しんでおられます。
反戦の誓い、そして、核廃絶、原発の廃炉を推進することが国民の平和と安心した営みを保証する正しい選択です。
67回目の『原爆の日』である本日、私と大橋さんは奈良におりましたので、大橋さんが長谷寺と東大寺に行き、世界の平和を願い手を合わせてきてくださいました。
8月6日は私の誕生日でもあります。
幼少の頃より毎年、朝から「黙祷」をする誕生日を過ごしておりました。
お亡くなりになられました皆様へ、謹んで哀悼の意を表します。
そして、世界の恒久平和と核兵器の廃絶、原発の撤廃を心より願います。