良い縁の剣
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
東日本大震災の影響により、栃木県に鎮座します「日光二荒山神社」の御神体である男体山の山頂からシンボルの大剣が消えました。
その際に、栃木県在住のMさんから山頂の折れた大剣の再建について、ご相談を受けました。
そして、2012年秋に開山1230年を迎えた霊峰・男体山(2486メートル)の大剣を再建した奉納奉告祭が山頂の奥宮で執り行われ、私の代わりに大橋さんが参加してくださいました。
あれから数年の間に、栃木県在住のMさんから新たな大剣を「日光二荒山神社」(本社)にご奉納することについて、改めてご相談を受けていました。
そして、この度、その大剣が完成したとの報告を受け、本日午前に栃木県からMさんが私の暮らしている三重県まで完成した大剣を持参してくださいました。
重さ100キロほどの大剣ですから、大人が数人でも簡単に運ぶことはできません。
大剣が損傷しないように包装したうえで、車に積み込んで長い道のりを走行し、三重の地までお越しくださいました。
栃木県在住のMさん、たくさんの人たちとのご調整と剣の製作準備や運搬作業をしてくださり、ありがとうございました。
この大剣を祓い清めれば大変素晴らしい御神剣になります。
ご存知の方も多いと存じますが、男体山の登拝は急勾配な険しい山道を長時間登る必要がございますので、小さなこどもたちや高齢者の方、身体の不自由な方は山頂にそびえ立つ御神剣を近くで拝見することが困難です。
今回の大剣は「日光二荒山神社」の本社に建設してくださいますので、こどもたちや高齢者の方、お身体の不自由な方でも近くで拝見することができると存じます。
来月には日光二荒山神社で奉納報告祭を執り行っていただけるとのことですので、私の代わりに大橋さんが再び日光の地に行ってくださいます。
たくさんの偶然とご縁があり、日光の地に再び御神剣を地元の方々と共にご奉納することになりました。
この御神剣は「良い縁の剣」として、私たちと日光の地とのご縁だけではなく、より多くの人たちの良縁と幸せのため、そして、人類の繁栄と世界の平和に繋がる神さまからの賜物となるよう、心よりご祈念申し上げます。