お白石持ち行事(外宮)

神社巡り

今月初旬に参加しました内宮での『お白石持ち行事』に続きまして、本日の午後、三重県伊勢市に鎮座します『豊受大神宮』(外宮)の『お白石持ち行事』に、大橋さんが私の分まで参加してくださいました。

天気予報では本日、関西地方から東海地方までが一日を通じて雨の予報でしたが、大橋さんが伊勢市に到着された午後からは雨が上がったようです。

まずは『二見興玉神社』へお伺いされましたが、浜参宮の為にこの二見興玉神社の境内も多数の参拝者で溢れ返っていたそうです。

その後は、外宮へ向けての『お白石持ち行事』に参加されました。

外宮『火除橋』前に到着。

『新御敷地へお白石奉献』

街をあげての勤労奉仕をする行事は良いのですが、参加者の一部は法被姿のまま、設置された『喫煙所』や、わざわざ特別に増設された喫煙所で平気に喫煙する有様。

 

なかには、法被姿でくわえ煙草の参加者の姿も、、、。

それらを注意するどころか、簡易トイレと同じく喫煙所を増設する対応には呆れ果てたと大橋さんが嘆いておられました。

耳障りの痛いことを私や大橋さんも度々言いたくはありませんが、最も大切な参拝作法が全く重んじておられないことに心が痛みます。

清き神様がおられる場所へ参進するのに、なぜ自身の身体を清め心を鎮めて静かに参拝することを当たり前とすることができないのか、皆さん今一度ゆっくりと考えてみて下さい。

20年に一度の式年遷宮の本意は、清き身体と心を育み、正しく清さを体感することができる営みを次の世代へ『継承』して行くことです。

肉眼で見ることができる建物を新設することや、技術の継承ももちろん大切ですが、それら以上に大切なことが全く指導されることなくポッカリと欠如しているのです。

20年前の式年遷宮時には、赤福が約400億円をかけ、大手ゼネコンに委託して『おかげ横丁』を創り、神宮は内宮の知名度アップと参拝者集めに躍起になりました。

今回の遷宮では、内宮の参集殿も改装されましたが、外宮への参拝者集めに躍起になり、外宮近隣でのお商売と伊勢市駅から人の流れを外宮へと誘う為に外宮参道を創り、勾玉池の改装や遷宮館も外宮に新設されました。

内宮の駐車場も有料になり、月讀宮には畑を壊して大型バスまで駐車できるパーキングが新設されました。

式年遷宮の為に全国から伊勢に集めたお金を伊勢で使いきろうとするハコモノ行政の原理が、こんな所でも働いているとは何とも嘆かわしい限りです。

次の20年は、全国の神職者をはじめ、伊勢神領民や全国からの参拝者は、清き身体の創造と正しい参拝作法と心得を最も大切にし、正しく次世代へ継承することを学習して、それらを必ず実践して頂ければと切に願います。

再度述べておきますが、参拝において何が最も大切なのかを、今一度、静かに心を鎮めて、ゆっくりと考えてみて下さい。

よろしくお願い致します。

 

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