お彼岸

日本の四季・行事
写真は『彼岸花』
「春分の日」の本日は、春のお彼岸です。
写真の彼岸花を手向け、ご先祖様に手を合わせました。
仏教では、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸(しがん)」と言うのに対して、煩悩を脱した悟りの境地のことで、向う側の岸のことを「彼岸(ひがん)」というようですね。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝したのが彼岸の始まりであると言われているようですが「彼岸(ひがん)」は、「日願(ひがん)」に由来するとも言われているとのこと。
『お彼岸』とは、生を終えたご祖先様を清め、ご供養することの大切さを伝えている行事の一つです。
東日本大震災の被災地でも本日、沢山の方々がお亡くなりになられた人達に手を合わせお祈りをされたことと思います。
また本日は、死者13人、重軽傷者6000人以上を出したオウム真理教による地下鉄サリン事件から17年が経った日でもあります。
国内最大のテロ事件現場となった東京メトロ6駅には献花台が設けられ、ご遺族や被害者の方々が犠牲者のご冥福を祈りされたようです。
二度とこのような事件を起こさせないためにも、17年前に起こったオウム真理教による忌まわしい事件を風化させることなく、後世にしっかりと伝えて行かなければいけませんね。
お亡くなりになられた皆様へ、謹んで哀悼の意を表します。