警戒区域

地球環境

 

 

写真は昨日の「東京上空」

穢れた異常な空です。

このような空間に人間は居ますので、今後、呼吸器や皮膚の病や感染症をはじめ、体調を崩す人々が益々増加するでしょう。

日本政府は、本日、東京電力・福島第一原子力発電所を中心とした20km圏内を立ち入り禁止にする『警戒区域』に設定することを決定し、あと数時間後の午前0時から実施されます。

警戒区域の設定に合わせ、区域内の住民に一時的な帰宅を認めることも発表しましたが、福島第一原子力発電所から半径3キロ圏内については、対象外だそうです。

被災者の皆様のご苦労とお気持ちを思うと大変心が痛みます。

皆様に少しでも真剣にお考え頂ければと思い、この福島県での状況を分かりやすいように『東京』で例えてみます。

皇居を中心として20km圏内は、北が川口市、草加市、三郷市、松戸市。

東は、市川市、江戸川区、浦安市。

南は、大田区、川崎市。

西は、世田谷区、調布市、三鷹市、朝霧市などです。

千代田区、港区は勿論のこと、渋谷区、新宿区、豊島区、墨田区、江東区、江戸川区、板橋区、練馬区、足立区、大田区などは全て無人のエリアになるのです。

これら上記圏内が『避難区域』になるのです。

本当に酷い人災です。

また、本日、福島第一原子力発電所の2号機の取水口付近から高濃度の汚染水が海へ流出した問題で、東京電力は汚染水によって放出された放射性物質の総量は、少なくとも4700テラベクレル(ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)と推定されると発表しました。

東京電力の保安規定で定めた同原発1~6号機の年間限度の約2万倍に相当するようで、流出想定量は本日の夕方時点で約560トンのようです。

1000テラベクレルというレベルは、史上最悪の海洋汚染とされる英セラフィールド核施設で放出された放射性廃液の年間の総量と同程度だそうです。

大気中への放射性物質の拡散だけでは無く、海洋への放射性廃液も未だに続いております。

人間は、地球を穢す生き方を今すぐに止めなければいけないのです。

本日、良いニュースもありました。

以前にもこのブログと『知乃の体感日記ブログ』で素晴らしいとお伝えしたソフトバンクの孫正義さんは、民主党の東日本大震災復興ビジョン検討チームの会合に出席し、原発依存から脱して自然エネルギーによる発電を推進するための政策提言を行う「自然エネルギー財団」を設立することを明らかにしたようです。

個人の立場で財団に少なくとも10億円を拠出し、地域の復興計画として、太陽光と風力による発電設備を大々的に整備する「東日本ソーラーベルト構想」を提案したとのこと。

原発事故で多くの国民が不安を抱いているので、安心、安全な自然エネルギーを日本にもっと増やせるようにしたいと説明したようです。

素晴らしいことですね。

皆様が力を合わせ、穢れた地球の復興に全力を傾注されることを願っております。

 

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