人間と地球

人間は鈍さを増すと、自身の存在位置を認識し安定を測ろうとする為に、過剰に他の存在を求めるのです。

皆様、身の回りに沢山の物を置いてはいませんか？

また努力をせずとも直ぐに手に入ること、今の自分のままで直ぐに物事を好転させることを求めてはいませんか？

自身が得ようとするものの為に、過剰な欲を言葉を変え、平気で他人に押し付けることを容認させてはいませんか？

人間が、自身の存在位置を心の抑揚（高低）と物質の量（物の数）を多数得ることで認識し、安定を測ることを容認する生き方が、今の穢れた地球にしている最大の原因です。

大量生産、大量消費を加速させるのもその現れです。

人間が全てにおいて「過剰」なことを容認し続けた結果なのです。

鈍さが加速し、少々の事では感じ無くなるので、益々過剰な刺激を求めることが平気になります。

人口も莫大に増加させ続けています。

そして今や、地球の至るところに力を及ぼす人類は、地球にいる全ての生命にもそれらの影響を及ぼしているのです。

他の生命も人間が過剰な行為をする為に、過剰な猛毒を身につけ、過剰に生息域を確保しようとし、過剰に個数を増幅し、人間と同様に益々穢れて行くのです。

その結果、猛暑や寒冷、巨大ハリケーン、強地震、豪雨、洪水などの過剰な気象現象、生き物の過剰な移動、強毒性、細菌の繁殖と猛威など、何につけても強弱の激しさが増す穢れた空間になるのです。

これらは、前述の通り、まさに人災なのです。

そして、これらは紛れも無く、我々が今存在する地球の現実です。

人間がこのメカニズムを正しく理解をして、過ちを正し、「清さ」を最も尊び、静かに慎ましく生きる社会を確立することが、世界の平和と人類の発展へ立脚した生き方であり、正しく進化を遂げる方向なのです。

ご理解頂けましたら幸いです。