2006.06.18

神社仏閣巡り

ちょうどO氏と出会った頃から本格的に縁ある方達に先祖供養をお勧めし、お手伝いをさせて頂くようになりました。
先祖供養というのは、私が一人で皆様の一族の供養をさせて頂くのではありません。

自分の御先祖様は自分が供養するのが一番良いのではないかと思っています。
勿論お手伝いはさせて頂きます。

御先祖様も他人の私の言うことよりも、自分の子供や孫の言葉に耳を傾けるのは自然な事だと思います。
その御身内の思いが、おじい様やおばあ様に通じ成仏されるようです。

O氏の一族も先祖供養をさせて頂きました。
以前のO氏は「人間死んだらおしまいだ」と思っている様な方でした。
私から見ると極端な方ではありましたが、結構そのように思われている方のほうが世間では多いのかもしれません。
何故なら、成仏されていない方で、自分が死んでしまった後どうして良いのかわからないという方が多いという事です。

田舎の方では、死んだら「墓に逝く」と言われている所も結構ある様で、お墓に逝ってみると本当に死んだ方がウロウロされています。

要するに、生きている間に死んだ後の事など考えた事もないのだと思います。
考えていないから、死んだ後に戸惑ってしまうのではないかと思います。
死んだ後の事を言っているのは宗教団体くらいで、一般の家庭の中では「死んだ後どうなるのか?」というような会話が全く無い事が、私にとっては不思議な事のように思います。
何故なら、人間は生まれて来たら必ず例外なく死ぬ生き物だからです。

死んだ後何が残るか?
「魂(たましい)」という言い方もありますが、漠然としていて分かり難いですよね。
分かり易く言うと「意識」「思い」が残るのだと思います。

その「意識」や「思い」が、生きている人間同様に人に影響を与えるのだと思います。
そして、死んだ後の私達の役目は、成仏し、自分たちの子供や孫の力になる事なのだと思います。
成仏するとはいったいどういう事なのでしょうか?
それは生きている時に持った「意識」や「思い」を綺麗にすると言うことなのだと思います。
生きていれば色々な思いを持つのが当たり前です。
死んだ後、その苦しみ、悲しみ、憎しみなどの思いを一旦精算して、残された人間の為に働くのではないかなと思います。
直接自分の子供や孫に付きっ切りで、側に居て力になる方もいらっしゃれば、
もっと大勢の方達を対象とされる方もいらっしゃったり、形はそれぞれあるのだと思います。
付け加えて言うならば、自分自身が死んだ後、「何をしたいのか?」によると言う事です。
O氏は先祖供養をしているうちに、自分のルーツを知る事になり、そしてそれはO氏の大変化に繋がったようです。

あなたの、おじいちゃんとおばあちゃんには、そのまたおじいちゃんとおばあちゃんがいて、またその上にずっとご先祖が続いておられるのです。
今現在、家族で御先祖様の話や、自分の両親がどのような人生を歩んできたのか?などを話す事は、殆ど無い様に思うのですが、実はとても大切な事だと思います。

自分の御先祖様の事を調べてみると、その時代背景が想像できます。
おじいちゃんやおばあちゃんの生き方を味わえたりもします。
そして、想像する事によって、今の自分が御先祖様の当時の思いや気持ちを体験出来るのではないかと思います。
その様にして御先祖様の人生を味わう事、それが今の自分に絶対にプラスになるのではないかなと思っています。

それらの御先祖様の思いが、今の自分に繋がっている事、そして今の自分の思いが後の時代に繋がって行く事が、理解出来る様になるのではないかと思います。

そして、O氏自身も思いが残っているという事もお知りになり、その思いが自分にも繋がっている事を体感されたようです。

それは、自分自身が「今ここにいる意味」を感じる事にも繋がり、
「今自分は何をするべきか?」「次の世代に何を残すべきなのか?」と言う事が見えてきたとおっしゃっていました。

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