伊勢の神宮③

穢れていた『内宮』と『外宮』を祓い清めたことについて、お伝えしました。皆様には『神様』と『人』の関係性ならびに『環境』と『健康』の連動性について今一度じっくりと再考して頂ければと思います。
神社という空間についてですが、いくら清い『神様』だけが良い状態になっても神職者や参拝者など『人』が穢れた状態で神聖な境内に立ち入れば、神社の空間も劣化し、清い状態が維持できなくなるのです。
そして、それらは決して神社に限ってのことだけではありません。
地球上で穢れた『人』が増えれば、空間も劣化するのです。
穢れた『人』の手により地球環境が悪化し、汚れ、さらに空間が劣化すれば、その空間に存在する人体や他の動植物も影響を受けてしまいます。
地球環境悪化による空間の劣化は、人体を細胞レベルで劣化させ健康を害してしまうのです。
清く綺麗な『環境』であるからこそ、清く綺麗な心身を創造しやすくなり、真の『健康』を育むことができるのです。
空間の劣化は、人が正しい健康観を持っていないことの表れでもあるのです。
『伊勢の神宮』についてですが、次の遷宮まで20年あります。
20年前は内宮の側におかげ横丁を創りました。
今回の遷宮時には、外宮周辺に観光客を誘致するために外宮参道や遷宮館を設けるなどして、来場者数の増加を目指し、お商売を盛んにして街の空間を著しく劣化させました。
神宮関係者や伊勢人は猛省して頂きたいものです。
次の20年は、目に見えた『形あるもの』を真新しくするのではなく、正しい参拝作法とは、空間を穢し、劣化させないことだということを理解し、清い心身を育むことを実践して頂きたいと思います。
神職者たちにも繊細に空間を認識する為の身体づくりについて、正しい指導を行うことが必要です。
「鈍さ=退化」「清さ=進化」だと真に理解できる心身を養って頂ければと思います。
『伊勢の神宮』の価値を真に理解している神様たち、私と大橋さんからの厳しくもあり、愛あるメッセージだとご理解頂ければ幸いです。