貴船神社
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180に鎮座します「貴船神社」
御祭神
高龗神(たかおかみのかみ)
「吉田神社」を後にされた大橋さんたち一行は、雨が降る京都の街中から次の目的地である「貴船神社」に到着されました。
中宮『結社』(ゆいのやしろ)
御祭神
磐長姫命(いわながひめのみこと)
貴船神社の奥宮を背にして本宮方向へ参道を下って行かれた大橋さんたち一行の右手側に、今度は『結社』が現れました。
同行者に京都在住の方もおられ、奥宮からの道中で本宮から約300mのところに『結社』があることを知らされた大橋さんは、『結社』に立ち寄られ境内から私にお電話をくださいました。
大橋さん「大川さん、本宮へ行く前にもう一つ『結社』があったのでそちらに立ち寄りました。ここもよい状態ではないので、御祭神の神さまが出て来れる状態にしてから本宮へ向かいますね。」
私「わかりました。よろしくお願いします。」
暫くすると、いつものように大橋さんから『結社』をよい状態にする前のお写真と、よい状態にした後のお写真(ビフォーアフター)がメールで私の手元に届きました。
『結社』もすっかりよい状態になっていて御祭神の神さまがおられる様子がわかり、嬉しい気持ちになりました。
大橋さんから再度お電話がありました。
大橋さん「ええ感じになったやろ!」
私「素晴らしいわ。ありがとうございます。」
大橋さん「じゃあ、この後は本宮へ向かいますね。」
私「よろしくお願いします。」
一行はよい状態になった『結社』を背に本宮へ向かわれました。
『本宮』
貴船神社の本宮に到着された大橋さんたち一行がまず目にされたのが、境内に堂々と設けられている喫煙所でした。
ブログ読者の皆さんは、このような光景を見ていかが思われますか?
本宮に到着された大橋さんからお電話を頂きました。
大橋さん「大川さん、境内に堂々と喫煙所があるでぇ。境内はタバコの悪臭はするし、気も悪いし、酷い状態やわ。取り敢えず神さまが出て来れる状態にはするけど、この有様では神さんは普段『本宮』には姿を表さずに『奥宮』と『中宮』におられることになるやろな。」
私「酷いですね。わかりました。」
大橋さん「後ほど、神職に注意しておきますね。」
私「よろしくお願いします。」
神社という場所は、清い神さまが中心である空間です。
神職や参拝者は、その清き空間を穢すことなく大切にお護りすることが最低限の礼儀というものです。
しかしながら、清い神さまをお祀りしていながら、「神さま」が中心ではなく「人」が中心になり、「人」の都合の良いように神社の空間を穢している場所が多過ぎます。
清き状態を維持しなければいけない神社境内で喫煙するなど論外です。
そのようなことも感じることができない鈍い身体感覚でありながら、神さまごとを平気で行っている行為が私には滑稽でなりません。
正しい空間認識ができていないから、喫煙所が神社境内にあることに違和感すら持つことができないのです。
ポイ捨てをする参拝者がいることは許しがたいことですが、ポイ捨てを防止するために境内に喫煙所を設けておこうという誤った判断をしてしまうのは、管理者の心身が穢れているからです。
清き基準を持ち備えておらず、空間の清さや穢れた状態を繊細に体感することができる身体をしていないから誤った判断をするのです。
身体の狂いは心にも如実に表現され、判断能力を低下させるのです。
一度はマシな状態にしていた「貴船神社」(本宮)がよくない状態になっていましたので、大橋さんが御祭神の神さまが表れることができる状態にしてくださいました。
そして、私のかわりに神職の方へ「境内に喫煙所など設けてはいけないこと」「設置している喫煙所を直ちに撤去すること」「神社は人が中心になるのではなく、清い神さまが中心になる場所だということ」を指導してくださいました。
大橋さんからの言葉やこのブログ「貴船神社③」のコメント欄にご意見・ご感想を書いてくださった皆さんの声を神職の方々はぜひお聞き頂ければと思います。
「貴船神社」は直ちに境内に設置している喫煙所を撤去してください。
そして、参拝者は神域で喫煙など空間を穢す誤った行為をしないでください。
よろしくお願い致します。
大橋さん一行は、「貴船神社」(本宮)に神さまが出て来れる状態にした後、静かに神社を後にされました。