市民の行動
福島第一原発の事故発生から3か月となる本日、全国のおよそ150か所で「脱原発」を掲げる様々なデモや集会、野外ライブなどが行われたようです。
東京・港区では、福島県からの市民も参加して原発の廃止を訴えるデモが行われ、東京電力の本店前でも抗議の声が上げられたようです。
横浜市では、約3000人が参加して、音楽を演奏しながら市内を練り歩く「サウンドデモ」が行われ「太陽光発電」など自然エネルギーへの転換を訴えられたようです。
また広島市中区の原爆ドーム前や繁華街では、福島から避難してきた人や育児中の母親、市民団体のメンバーらが「脱原発」を求めてデモ行進をされ「原発なしで暮らしたい」と書いた横断幕を掲げ「原発止めろ」「ノーモア・ヒバクシャ」と声を上げられたそうです。
素晴らしいですね。
現代人の多くは、「世の中、もう少し良くしたいけれど、自分一人が言ってもなぁ。」「一般市民が言っても、、、」と思う傾向にありますが、少し掘りさげて考えてみましょう。
そもそも、何故、多くの人は「あなたは政治家」、「あなたはビジネスマン」「あなたは一般の主婦」「君は学生」などと類別して考えるのでしょう。
政治家だから、国や地方行政を動かせて、一般市民だから無理だということはありません。
欲のある権力者は、権力を司れる位置を維持し自身の指示に従う者に継承する為に、手を変え品を変えて権力の座を守ろうとするのです。
恰も上下関係があるかの如く、人を類別する社会構造や、大企業を中心とする都市型の生活様式を推進することにより、核家族化を進行させます。
そのことにより、「自分とは違う職種だから」「それは、そのジャンルの人がやっていることだから」と、多くの事象が自分とは関係が無いことのように思い込まされるのです。
因みに、日本では現在、核家族の世帯が60%を占めています。
核家族化は、個人主義をもたらし、家族の絆や地域性を損失させます。
また、穢れた権力者達は、小選挙区制など、直接的に選挙制度を変えて権力を守りやすいようにもする有り様です。
よろしいでしょうか?
一人一人、同じ人間です。
今の国会議員よりも、優秀な学生や一般市民もいます。
世の中で一番多いのは一般市民なのです。
一般市民が動けば、社会は直ぐに変わります。
穢れた政治家や起業家の悪行も止めさせることが出来るのです。
避難所におられる方々の総理大臣や、東京電力の社長への訴えを皆様もテレビで拝見されたと思います。
一人一人が綺麗な地球環境と安全で安心のできる社会を望み声を上げ、意見を発信し、真剣に行動すれば社会は良い方向に必ず変わります。
皆様は如何思われますか?