食料
写真は1ヶ月前の東京『世田谷区のスーパー』
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、避難指示区域(原発の20キロ圏内)に牛約3000頭、豚約3万匹、鶏約60万羽が取り残されていたようで、既に多数が死んだとみられるようです。
震災発生の翌日に、福島第一原子力発電所の1号機が爆発し避難指示が出た為に、畜産農家や酪農家は家畜を置いて避難を余儀なくされています。
生き残っている家畜について、畜産農家らは「餓死を待つなんてむごい。せめて殺処分を」と訴えているようですが、行政側は「原発問題が収束しないと対応しようがない」とのこと。
東北地方は日本の食糧庫とも言われております。
しっかりと農家の方々を守らないといけませんね。
日本は『食料自給率』も約40%と世界の主要国と比較しても非常に低い国です。
その中でも、食料自給率が100%を超える都道府県は、北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県のみなのです。
東京は国内でも最低で、食料自給率はわずか1%です。
ちなみに、オーストラリア、カナダは約170%、フランス約130%、アメリカ約120%、ドイツ約90%です。
(多少の数値の誤差はあります)
『知乃の神社仏閣巡りブログ』で、以前に「フードマイレージ」(食料の輸送量と輸送距離を定量的に把握することを目的とした指数)について、ご紹介をしました。
日本の「フードマイレージ」の総量は、世界の中でダントツの1位です。
2位の韓国やアメリカの実に3倍にもなります。
過剰な食に対する欲を容認し、世界中の大地を利用し、世界中からありとあらゆる食を飛行機や船で二酸化炭素を大量に排出し運び、食しているのが日本人なのです。
近年は、口蹄疫ウイルスや鳥インフルエンザウイルスによる鯨偶蹄目(俗にいうヒヅメのわれた動物)や鳥類などの感染症も問題になり、人間の手により大量に殺処分されています。
正しい『食』の在り方と、本来あるべき生活様式について、今一度、真剣に考えてみて下さい。
皆様、如何思われますか?