2006.07.30

神社仏閣巡り

次に、奈良で有名な神社と言えば××××があります。
私は、15年前ぐらいには言った事がありましたが、余り記憶にありません。

ここ数年、何度か行く機会はあったのですが、何となく気が向かなかったり、行くと閉門されていた事もあり、なかなか行けずにいました。

今回も気は進まなかったのですが、これだけ気が進まないという事に、逆に意味を感じ、行ってみることに致しました。

駐車場に車を駐車して、長い緩やかな階段を登って行くのですが、段々と体が重くなり、足が前に進まなくなって来るのです。

急な階段ではないので、体力的には大変ではないとは思うのですが、異常に体が重いのです。

やっとの思いで上まで登りましたが・・・。

酷かったです。

この神社、参拝するのに参拝料を支払わなければなりませんでした。
そんな神社は初めてです。

15年前には、その様なものは無かったと思うのですが・・・。
ちょっとびっくりしつつも、参拝料を支払い拝殿の前に行って見ました。

息苦しさを覚えました。
かなり酷い状態だとわかりました。

「奈良という所に、こんな所があるなんて・・・」と、少しショックを覚えましたが、この世は対極の世界、表があれば裏がある、もしかして「ここって裏奈良???」と思ってしまう程でありました。

取り敢えず、拝殿の前で神さまをお呼びする事に致しました。

長髪で侍のような格好をした、男性が出て来ました。
急に空気が重くなり、気持ち悪い感じがしました。

そして、「何だ?」と偉そうな感じでおしゃいました。

O氏と相談の上、直ぐに天照さんにお聞きしてみる事に致しました。

「この方は神さまでしょうか?」とお聞きすると、

「神さまですが、祓って頂く必要がございます。O氏にお願い出来ますか?」
と、仰いました。

O氏、神さまをお祓いするのは2度目の事です。

「えー!」と思いながらも、祓う事に致しましたが、ここは奈良では有名な神社ですので、色々な方が沢山来られていらっしゃるので、祓える場所を探しては見ましたがなかなか無く、車の中で祓おうという事になりました。

駐車場は少し離れた場所でしたので、まずはその他の祠も見てみようと、O氏と相談をして、拝殿にいらっしゃる神さまはそのままにしておいて、周りにありますいくつかの祠を見てみる事に致しました。

境内全てが気持ち悪く、酷い有様になっておりました。

「この神社はおかしい。」と思ったのは、O氏と私の共通の思いでした。

目に見えない変な存在にやられてしまっているだけでは無く、人間の「欲」を感じました。
「欲」がいけないと言っているのではないのですが「過ぎている」という感じがしたのです。

神社という場所が「神さま」が中心になっているのでは無く、その周りにいる人間が中心になっていると感じたのです。

今まで色々な神社にお参りさせて頂きましたが、この様な事を感じた神社は始めての体験でした。

そして、酷いとは分かりながら末社も見てみました。
緑色の大きなカメムシの様な生き物、
男性のロクロ首おばけなどなど・・・。

他もチラッと見てはみましたが、全ての末社が気持ち悪く感じたので、これでは切りが無いと思い、止める事に致しました。

そして、先程の拝殿にいらした神さまをO氏の右肩に乗せ、車に戻り、神さまをお祓いする事に致しました。

車の後部座席で、O氏に神さまをお祓いして頂きました。
そのお祓いをした神さまを、O氏の右肩にもう一度御乗せしました。

私は余りにも肉体のエネルギーを消耗され、もう一度この神社に戻る事が出来なくなってしまい、車の中で休ませて頂く事にして、O氏が一人で神さまを拝殿にお戻しする事になりました。

電話でやり取りをしながら、O氏が拝殿に神さまをお戻しになられました。

いやぁー、こんなに酷い神社が奈良にあるなんてショックでございました。
逆に奈良という特別な場所であるからこそ、この様なとんでもなく酷い神社があるのも理解は出来ますが・・・。

この神社、私達の今後の課題になりました。

そして、もう時計は夕方の4時近くを指しておりました。
東大寺の大仏さんに会いに行こうと思っていましたので、大急ぎで東大寺に向かいました。

東大寺はやっぱり素晴らしい!!!
O氏が大仏様と正式にお会いされたのは、2度目の事でした。
「前にお会いした時より、若く見えた」と仰っておられ、素晴らしさに感動されているご様子でした。

大仏様も素晴らしいのですが、周りにいらっしゃる菩薩様も素晴らしく、手を合わせ色々な御願い事をさせて頂きました。

この旅の締めくくりが、東大寺で良かったと私達は大満足で、
本当に充実した時間を過ごさせて頂いた事に感謝しました。

O氏はこの旅の後、本人が自覚されているかどうかはわかりませんが、感性により磨きがかかった事と、何よりも自分自身の存在意義を、更に明確に思われたのではないかなと思います。

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