O氏について

何か取っ掛かりをと思い「キーワード」を見つける事にしました。

私の今までの体験から、神さまは色々な所に「キーワード」や「記号」「暗号」をお隠しになり、それによって気づかされる事が沢山あるからです。
まるでパズルのようだなと思う事もあります。
神様が人生というものをユニークに面白いものにして下さっているのを感じています。

「キーワード」とは２人の共通の喜びのある事です。

私に見えている未来の断片は、まだ限りなくあるので、こんな事に時間をかけている場合ではないと思い、この「キーワード」を見つける事が、一番時間短縮出来ると思ったのです。

しかし、Ｏ氏は私が生きている世界からは遠い遠い人でした。
私が内側で生きているならば、Ｏ氏は外側で生きているような正反対のような方でした。

このＯ氏との「キーワード」が、まさかまさか、、、本当にまさか「神さま」だなんて私思いも致しませんでした。

「神さま」と言う言葉や「お願いをする」と言う事などとは、全く無縁のような方でしたので。

２人の共通が「神さま」だったのだと気付くまでに、お仕事の現場でお会いする事がありお話させて頂く機会が何度かありました。

ショックだった事は、本当に本来の目的を忘れてしまっておられる事でした。
そして、感覚が麻痺し、鈍くなってしまっている事でした。
今現在のお仕事での夢なんか語られたりして（他の方が聞かれたら、かなり志の高い素晴らしい夢であると思うのですが、、、）私の内心はシーンと静まり返り、冷めざめとした気分で「何をばかばかしい事を言っているんだ。」とドン引き状態でした。
しかしＯ氏が今の状態で幸せならそれでも良いのではないかなと思い、半ばあきらめかけていました。

しかし、私はＯ氏を観察しておりましたので、お話をさせて頂いているうちに、Ｏ氏のずば抜けている所を発見しました。
それは、「頭が良い。」と言う事です。
こんな「頭が良い。」人に会ったのは初めての事でした。
私の「頭が良い。」とは勉強が出来るとか出来ないとか言うのではなく（Ｏ氏は勉強もかなり出来たらしいのですが）、３次元的な脳の使い方ではなく、４次元５次元的脳の使い方を
する人であるという事です。（このような表現が皆様にとりまして、わかりやすい表現ではないかなと思い、３次元とか４次元などと言う言葉をあえて使いましたが、、、。）

つまり今、目の前に見えている現象の世界を、ただ説明する為だけの脳の使い方をされるのではなく、その現象世界を説明する為に、時間的な流れや、善否などを含めて、良識的な見地に基づき、多角的なものの見方をされるという事、しかも、それは別々に思考されるのではなく、どのような事柄に置いても、瞬時にそのようなことを総合し見る事が出来るという事です。
そして、目に見えない存在をも、自分は見えるわけでは無いにもかかわらず、想像し理解し、認め、その事も踏まえた見解をされるのです。

ここに一番驚きを感じ「凄い！！」と思い、私は喜びに打ち震えた事を覚えております。
当時のＯ氏はまだ「感じる」という事が無かったのにも関わらずです。
そして、神社を一緒に周らせて頂く事になったのですが、こんなにも私たちの神社仏閣巡りがここまで驚きあり、喜びあり、苦労ありの珍道中になるとは、Ｏ氏自身も想像されていなかったのではないかなと思います。

そして、無事にＯ氏は本当にやらなかればならない事、気が付かなければならない事にお気づきになられました。

今や、Ｏ氏はかなりの重責をお背負いになられ、日々世の為、人の為に努力されていらっしゃるのではないでしょうか、、、。

よく私のような能力（あえて能力といいますが）をお持ちの方が、おごりたかぶり「自分は選ばれた人間である。」というような発言をされる方がいらっしゃいますが、私自身そのようには全く思っていません。

そして、Ｏ氏もそのような事を思われる可能性の無い方です。

私が選ばれた人間ならば、全ての方達もまた、それぞれに選ばれてた人間であると思っています。

ただ、サッカーが得意な人もいらっしゃれば、料理が得意な方もいらっしゃいます。
私はこのような特殊な能力を持たせて頂いている、という事に過ぎないのだと思って生きております。

とは言え、サッカー選手の方はサッカー選手になりたいと希望され、その為の努力をされ
夢を叶えられた事でしょう。
それも大変な努力であった事は理解できます。

しかし私は、自分の希望ではありませんでしたし、自分がこのような能力（あえてこの様な言い方をしております）があるなんて夢にも思いませんでしたし、「人と何か違うのでは？」から始まり、自分が何者かがわかるまでに随分時間がかかりました。
そして、持っている能力を使いこなす為に、日々努力を重ねて参りました。

それに伴う苦痛は、自分が未来に夢を持ち、その為に覚悟して受けた苦痛ではありませんでしたので、私にとっては不幸そのものでした。

その辺は特殊と言えば、特殊と言えると思います。
そして、私に課せられたものは、目指してもなかなか持てる能力ではない事でもあり、人間の一生の内に、目標や夢を持ち目指したとしても得る事が出来ないのではないかなと思います。