番外編　私のことについて

皆さまに、私のことを詳しくお伝えしようと思います。

本文を読み進めて頂く上で、更に皆さまに分かり易く、そして深く意味合いを感じて頂ければと言う思いからと、私の事を更にお伝えしなければ、皆さまに失礼だなと言う思いから、少し私の生い立ちをお伝え致します。

私の生い立ちですが、３才位までは殆ど記憶がありません。
母の話によりますと、丸々としていて元気で、健康優良児そのものだったそうです。

物心がついた頃から、私の苦痛の日々が始まりました。
それは何かと言いますと、この世は汚いという事です。
この感覚を理解して頂くには、どの様に説明をすれば良いのでしょうか？？？

皆さんは人間として生まれた時に、人間という生き物が生きる為の、基本的な情報は持って生まれて来られているのだと思うのです。

例えば、叩くと痛いという事や、お腹が減り何かを食べるとお腹がいっぱいになり満足感があるとか、そのような当たり前の事です。
私には、その当たり前の事が当たり前ではなかった様です。
そこに疑問を持つのです。

その中でも、一番受け入れ難かったのが「汚い事」に対してでした。

例えば、食べ物をこぼすとテーブルの上は汚くなります。
家の中も掃除をしなければ汚くなってしまいます。
この、「汚くなる事」が理解出来ないのです。
どうして汚くなるのか？がわからないのではなく、何故この世に汚いものがあるのかがわからないのです。

なかなか受け入れられずに、汚いという事に対して長い間ストレスを感じ、疑問を持ち続けていました。

そして、何故人間はこんなに沢山の汚いものに囲まれて、平気で生きる事が出来るのか？私には理解出来なかったのです。
今から思いますと、まるで汚い物を始めて見るかの様に、見てはショックを受け、驚き続けていました。

まず、生まれて最初に私を苦しめた事がこの事で、小さい頃はストレスにまみれた日々を送っておりました。

私の人生はその様な体験から始まり、次には肉体という物に違和感を持ち始めました。
この事に意識が向いたきっかけは、ある日、いつもの様に走った時の事です。

意識はもう前に行っているのに、肉体がその意識に着いて来ないのです。
この違和感には驚かされました。
この時以来、肉体という物に異常な程に、疑問を持ち始めたのです。